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モーター スポーツ コラム 2023年3月13日

人にもクルマにも過酷なラリー・メキシコ

Mr.フクイのものしり長者 de WRC ! by 福井 敏雄
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勝田貴元(トヨタ)

モンテカルロ、スウェーデンと2戦続いた特殊路面から局面は変わり、今回のラリー・メキシコはラフなグラベルです。
シーズン初めての長距離遠征となります。ちなみに本年の欧州域外のRdは今回のメキシコと第7戦ケニア、第11戦チリ、そして第13戦ラリージャパンとなっています。

2戦終了後のポイントは、フォードのタナクが昨年チャンピオンのロバンペラを少しリードしています。予想された通り3メーカーの戦いは昨年より面白くなりそうです。
ラリー・メキシコは1979年に初回開催され、2004年に政府の観光事業としてサポートを受けWRC参入した比較的歴史の浅いイベントです。首都メキシコシティから約400km北西に位置する同国5番目の都市レオンを中心に行われます。特徴としては、州都グアナフアトを中心に二つの山脈を巡る悪路、この時期でも30度を越える高温、2700mの標高によるエンジンへの負担やパワー不足、それに冷却不足等で人にもクルマにも過酷な条件となります。

もうひとつの特徴は、進行スケジュールのリズムです。SSの本数は23本と多めですがスーパースペシャルが7本もありしかも他のSSも多数が短めですが30km超も3本あり強いアクセントになっています。またレオンの市街地走行も特徴的です。全走行距離が1000km以下のコンパクトなコース設定ということはリエゾンが短いので途中整備の余裕が少ないことになります。ハードグラベルなのでスタート順の影響はかなり大きいでしょう。Day 2の名物コースSS3/SS6エル・チョコレート(31.45km)と最終日Day4 SS 21オタティス(35.39km)あたりが勝負どころとなりそうです。タイヤ選択も重要です。

R1グループのエントリーは10台。トヨタはオジェ、ロバンペラ、エヴァンスに勝田貴元が加わります。ヒョンデはヌービル、ラッピと今回はソルドの3台。フォードはタナク、ルーベとギリシャ人のセルデリデスの3台。

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