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モーター スポーツ コラム 2021年7月26日

2021 SUPER GT第4戦レビュー|もてぎ初優勝で垣間見えた“山本尚貴の真の強さ”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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山本尚貴は今シーズン初優勝を地元で飾り、喜びを爆発させた。

ツインリンクもてぎで行われた2021SUPER GT第4戦。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月末に予定されていた第3戦鈴鹿大会が延期されたため、2ヶ月半のインターバルを経て、GTマシンたちが再びサーキットに集結した。

他のカテゴリーを兼務しているドライバーやメカニックも多いが、なかにはSUPER GTだけに携わっている関係者もいる。そのため、2ヶ月半ぶりの再会に金曜日のパドックでは「お久しぶりです!」という挨拶とともに、笑顔になっている人が多かった。

そんな中で始まった今季3戦目のレース。GT500クラスは前年チャンピオンのNo.1 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が今季初優勝を飾った。予選ではQ1からトップタイムをマークするなど、ライバルを上回る走りを見せていたのだが、決勝レースでは予想以上の暑さを味方につけたNo.19 WedsSport ADVAN GR Supraが肉薄。1号車にとっては、決して楽な展開ではなかった。

宮田の猛攻を防ぎきった山本、不利な状況を覆し勝利に導いた“きっかけ”

山本は宮田莉朋の猛追を抑え続ける見事な走りを見せた。

1号車を先頭にレースのスタートが切られたのだが、2番手の19号車は国本がスタートスティントを務め、7周目に1号車(牧野)の隙をついてトップを浮上。そのままレースをリードするパフォーマンスをみせた。途中のピットストップで少し時間がかかってしまい、1号車の逆転を許したのだが、後半スティントを担当した宮田莉朋が、1周1秒近いペースで接近していき、再びトップ攻略にかかった。

これで一時は5秒近くあった1号車と19号車の差は、2~3周で1秒以内となり、緊迫の接近戦が始まっていくこととなった。レース序盤からの流れを見れば、明らかに19号車が優勢だと思われたのだが……。ここから山本の“強さ”が発揮されていった。

普通ならば、後ろから迫り来るライバルを何とか振り切ろうとするのだが、経験豊富な山本は無理に逃げるのではなく、相手を真後ろに引きつけて抑え込むという作戦を選んだのだ。

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