人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2021年7月21日

HOT & HOT

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
  • Line

栃木県出身の山本尚貴。地元での嬉しい初ポール/初優勝に喜びを爆発させた。

2ヶ月半の長いインターバルを挟んでSUPER GTの第4戦がツインリンクもてぎで開催されました。第3戦の鈴鹿のイベントが8月に延期されたので先にこのもてぎイベントが行われることとなりましたが、イベント名は第4戦のままです。ちょっとややこしい・・・。

久しぶりだったので、何かシーズンの仕切り直しみたいな雰囲気でしたね。
そして、そして関東地方の梅雨明け宣言からいきなり、ドカンッ、ビシッと真夏がもてぎにやってきた。気温は35度には達しなかったけれど、体感温度は完全に猛暑だった。

TEAM KUNIMITSUの山本尚貴/牧野任祐組みがGT500クラス優勝。山本選手がもてぎで初ポール/初優勝というのでちょっとびっくり。地元の栃木での勝利に喜びを爆発させていた。そして、GT300クラスはなんと17番手スタートのmuta RacingがFCY導入のタイミングにピットインしたというラッキーな面もあったけれど、終盤は迫ってくる後続を抑え切った。

ボクらも久しぶりのお仕事だったので、仕切り直しで、いつものペースを取り戻すのにちょっと苦労した。暑さ対策で水分補給やアミノ酸の補給で暑さを乗り越えることができました。それでも、若干熱中症になったようで帰り道はきつかった。ハイ。

毎戦の決勝日の朝にGTAの坂東正明代表による定例記者会見が行われます。今回の記者会見の冒頭の挨拶でこの大会前に行われたPCR検査の結果が示された。メディア、スポンサーを含めて関係者約1,800名が検査を行い、その中で1名のレースクーンに陽性反応があったとの報告がありました。SGT関係者の感染率は、0.5%。坂東代表は関係者、特にチーム関係者が新型コロナウイルス感染予防対策のガイドラインを励行してくれていることに感心していた。そして、通常は質疑応答に入るのですが、長いインターバルからやっとリアルレースの場に戻ってくることができた喜びを語りだしたら、会見予定時間の半分を費やした。嬉しかったのでしょう。彼もカーガイ。モータースポーツが好きで、好きでしょうがないということが言葉のそこかしこに溢れていた。会見に臨んでいて、こちらも嬉しくなる時間だった。そして、スターティンググリッド2番手、フロントローにRACING PROJECT BANDOHの19号車が位置していたので記者から6年ぶりの親子感動の瞬間の再現を期待という言葉が飛ぶと。表情を崩して「6年前のタイでは失礼しました。感動を抑えきれない性分なので、ああなってしまった。今回勝っても、やらないと思う」と。(2016年第7戦タイラウンドで19号車がGT500クラス初優勝。ゴール後にコース上で親子が涙のハグ)

坂東代表自身が立ち上げ、育て上げてきたレーシングチーム。GTA代表に就いてからはGT300からGT500にステップアップして息子さんの坂東正敬監督がチームを率いる。モータースポーツに対する情熱は誰にも負けない【熱〜い】チーム。親子二代。夏の暑さなど及びもしないホットな親子なのであります。結果は2位だったので今回は熱いハグは無いでした。

ファイナルラップまで続いた1号車と19号車のバトルは見るものを熱くさせた。

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ