人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2019年10月11日

【スーパースポーツ世界選手権 第11戦アルゼンチン】王者争いの2人が揃って転倒、依然10点差

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
  • Line

昨年初開催となったアルゼンチン、サーキット・サンファン・ビリクムのレース。昨年はルーカス・マヒアス(当時ヤマハ、現カワサキ)がポールポジションを獲得し、ジュール・クルーゼル(ヤマハ)がシーズン4勝目を飾りました。昨年のアルゼンチンでランディ・クルメナッハーは6位、フェデリコ・カリカスロはリタイアに終わっています。カワサキでの初優勝でマヒアスが勢いに乗った印象ですが、果たして今回のアルゼンチンのレースはどうなるでしょうか。

チームメイトに先に優勝をさらわれた大久保光(カワサキ)はフランスで表彰台も見えたレースを展開して5位フィニッシュ。素晴らしい走りで、ランキング5位をキープすることになりました。実は大久保は昨年のアルゼンチンでシーズンベスト8位フィニッシュを果たしており、大久保にとっては非常に期待の持てるサーキットということになります。ランキング6位のラファエル・デローサ(MVアグスタ)との差は11点に縮まりましたが、残り2戦でこの差をキープできればいよいよ日本人最上位ランキングも見えてきます。是非とも表彰台で最終戦までにマージンを広げて欲しいところです。

フランスで2位に入ったのは今季から「スーパースポーツ世界選手権」に転向してきたイザック・ビニャーレス(ヤマハ)。そして3位はアイルトン・バドビーニ(カワサキ)が入るといういつもと違う顔ぶれになりました。特にバドビーニは2016年以来の3位表彰台ということで、荒れた展開の中で見事にチャンスを掴むあたりはスーパーバイク世界選手権の経験も長いベテランといったところですね。

さて、まさかの両者転倒となった「Evan Bros. World SSP Team」の2人、クルメナッハーとカリカスロのどちらがアルゼンチンで高得点を得られるかが、最終戦カタールに向けての大きな鍵です。緊張感あふれるクライマックスに向けて、アルゼンチンもまた荒れたレースになるのでしょうか。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ