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モーター スポーツ コラム 2019年5月2日

SUPER GT第2戦プレビュー 令和最初のハイスピードバトルを制するのは誰だ?

SUPER GT by 秦 直之
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 代わって好調だったのが、ヨコハマ勢で4セッションともトップ。その上で最速タイム、1分36秒377を最初のセッションでマークしたのは、HOPPY 86 MCの松井孝允/佐藤公哉/土屋武士組。誰もがイメージするのは長いストレートを持つ富士だけに、ストレートパフォーマンスに優れるFIA-GT3が有利だということだが、マザーシャシーは紛れもなくコーナリング自慢の車両である。ここにヨコハマ勢好調の理由もあるかも。最高速の違いを補って余りあるほど、コーナーで稼げるタイヤが用意されたのなら、開幕戦のようなことにはならないだろう。

 とはいえ、決勝ではストレートパフォーマンスに優れる方が、圧倒的に有利であり、かつ楽にレースを進めることができる。4セッションすべてトップが入れ替わったGT300のテストながら、初日午後以降のトップには共通点がある。それはターボエンジン搭載のFIA-GT3だということ。GAINER TANAX triple a GT-Rの星野一樹/石川京侍、Modulo KENWOOD NSX GT3の道上龍/大津弘樹組、そしてRUNUP RIVAUX GT-Rの青木孝行/田中篤/柴田優作組という順で入れ替わった。

 中でもコンスタントに上位につけていたのが、GAINER TANAX triple a GT-Rだ。開幕戦で大クラッシュを喫し、フレームの入れ替えまで要求されたが、素早い対応で修復されて、先日の鈴鹿メーカーテストでは走行再開なったというから、その点の不安はないだろう。今回の本命をこのクルマとしたい。

 対抗はModulo KENWOOD NSX GT3と、タイヤ次第ながらARTA NSX GT3。優勝は飾っているものの、ハーフポイントとなってしまった結果、積んでいるウエイトも少ないことで連勝も不可能ではないと予想する。そして表現としては大穴になってしまうが、コンディションや展開いかんでは、HOPPY 86 MCにも可能性は十分ありそうだ。  現状での天気予報は3日、4日とも天候には恵まれるとのことで、その点での不安要素はなくて済みそう。令和最初のスーパーバトルに期待したい。
秦 直之

秦 直之

大学在籍時からオートテクニック、スピードマインド編集部でモータースポーツ取材を始め、その後独立して現在に至る。SUPER GTやスーパー耐久を中心に国内レースを担当する一方で、エントリーフォーミュラやワンメイクレースなど、グラスルーツのレースも得意とする。日本モータースポーツ記者会所属、東京都出身。

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