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サッカー フットサル コラム 2024年4月9日

川口遼己と大沢悠真の葛藤と歓喜。激しい競争がもたらした前年王者の開幕勝利『高円宮杯プレミアリーグEAST 市立船橋高校×青森山田高校マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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青森山田高校・大沢悠真はチーム2点目を決めて歓喜のダッシュ!

「いろいろな選手たちがこうやって出てきて、青森にもまだいっぱい人がいて、そういう選手たちも『おお、勝ったか』という喜びとともに、今度はまた悔しさや競争が出てくると思うので、指導者としてはそういう選手がどんどん出てくるというのは嬉しいですよね」

激闘の90分間を勝利で飾ったばかりの正木昌宣監督は、そう言って少しだけ安堵の表情を浮かべる。プレミアリーグ連覇を狙う青森山田高校の2024年シーズンは、激しくシビアな競争の中に身を投じている2人のアタッカーが挙げた、2つのゴールで幕を開けることになった。

それは3か月ぶりの再会だった。プレミアリーグEASTの開幕戦。青森山田をホームで迎え撃つのは、千葉の名門・市立船橋高校。両雄は今年1月の高校選手権準決勝で対戦したばかり。そのゲームは青森山田がPK戦を制し、決勝進出を手繰り寄せている。市立船橋にとってはリベンジを懸けたリターンマッチ。絶対に負けたくない一戦だ。

キックオフ直後からにらみ合いが続く中で、スコアが動いたのは14分だった。青森山田が左サイドで獲得したスローイン。キャプテンマークを巻く小沼蒼珠が投げ入れたロングスローがこぼれると、いち早く反応した川口遼己がインサイドキックで叩いたボールは、そのまま密集をすり抜けてゴールネットへ到達する。

「3日前にたまたま練習で、『よし!遼己だ!』と思って。直感でした」。正木監督はスタメン起用の理由をそう口にする。23番という大きな番号が物語っているように、プレシーズンにおける川口の立ち位置は、決して本人が思い描いていたようなものではなかった。

高円宮杯プレミアリーグ特集サイト

2月の時点ではAチームの主力としてプレーしていたものの、「足元は抜群に上手いんですけど、『この強度でプレミアはどうかな……』と半信半疑だったんです」という指揮官の判断で3月のサニックス杯ではメンバー入りを果たせず、Bチームの遠征で地道にアピールを続けていたという。

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