ヨーロッパのマーケット全体が日本をレーダーに捉えた

さらに、三笘薫も屈強の肉体を誇る超一流DFをドリブルで圧倒し、ペナルティボックス内に深く深く進入していく。彼なくしてブライトンのポゼッションは成り立たない。

遠藤、冨安、三笘の3選手がフィジカルで一歩も引けをとっていないことは、今シーズンのパフォーマンスでも明らかだ。

いま、日本サッカーは新しい次元を迎えつつある。ヨーロッパのトップランクで通用する選手が増え、久保と菅原がプレミアリーグに挑戦する機会も、近い将来にやって来るのではないだろうか。

また、スポルティングの守田英正もステップアップを図ってしかるべき実力者だ。彼のボール狩りは遠藤にまさるとも劣らない。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでも、中盤センターとしてのハイレヴェルを十分すぎるほど証明してきた。

ことしの夏、久保、菅原、守田が揃ってプレミアリーグへ──。世の中の、明るい話題を独占してやれ！

文：粕谷秀樹