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サッカー フットサル コラム 2023年12月8日

その挑戦で、明日を創れ。日本一を懸けた埼スタファイナル!青森山田高校×サンフレッチェ広島ユースマッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグファイナル】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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一方の中島も前半戦は定位置を掴み切れず、リーグ戦で初めてのスタメンは第12節の名古屋U-18戦。とはいえ、以降の活躍は目覚ましく、結果的に6ゴール5アシストときっちり個人の結果も残してみせた。U-17日本代表のチームメイトからも高く評価されるサッカーIQの高さを武器に、広い視野と正確な技術から急所をえぐるパスは世代屈指。ファイナルでもこの男の“演出力”は要注目だ。

このリーグを定点観測している方なら、『プレミア屈指のCBコンビ』に青森山田の小泉佳絃と山本虎を推挙することに異論の余地はないだろう。190センチのサイズを誇る小泉は、チームの絶対的な武器として知られるセットプレーのターゲット役としても機能。今季のリーグ戦初ゴールは第11節と遅かったが、最終的には5得点を叩き出している。昨年以上に逞しさも増したハイタワーは、攻守両面でチームに欠かせない。

そして、青森山田をしなやかに束ねているのがキャプテンの山本だ。入学してからの2年間はケガが多かったが、今季はプレミア全試合にスタメン出場とまさにフル稼働。「試合や練習でも自分がミスしたら失点するぐらいの気持ちでやっている」と、確かな覚悟を持って1年間を戦い抜いてきた。さらにリーグ戦で重ねた7ゴールは、ストライカーの米谷壮史が記録した15ゴールに次ぐ数字。青森山田のセットプレー時には、小泉と山本から目が離せない。

2つ目のポイントには、【タイプの違う「6番のキーマン」!】を挙げたいと思う。

青森山田の6番を背負うのは菅澤凱。山本同様に今季のプレミア全試合でスタメンとしてピッチに送り出されたが、その大半は今年に入って挑戦した左サイドバック。確固たる決意を携えて「日本一の左サイドバックを目指す」と新たなポジションと向き合ってきたが、終盤戦は谷川勇獅の負傷離脱もあって、本職のボランチでのプレー機会が巡ってきた。

最終ラインの山本、中盤の芝田玲と個性的なリーダーを擁するチームの中で、その2人に対しても強気に物を言える菅澤も、間違いなくリーグ制覇を逞しく支えたリーダーの1人。どのポジションで登場するとしても、この男の存在は2023年の青森山田にとって必要不可欠だ。

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