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サッカー フットサル コラム 2023年11月28日

再会は“いつものグラウンド”で。土谷飛雅と芝田玲が向かい合った特別な90分間 高円宮杯プレミアリーグEAST 昌平高校×青森山田高校マッチレビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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マッチアップを繰り広げる昌平高校・土谷飛雅と青森山田高校・芝田玲

「玲とはずっと電車でも一緒に通っていて、ここで練習も一緒にして、バチバチやり合った仲ですけど、やっぱり山田に行ってフィジカルの部分が強くなっていましたし、タフなゲームができて凄く楽しかったです」(昌平高校・土谷飛雅)「飛雅は日常からずっと一緒にいましたし、一緒に電車で通ってもいたので、凄く思い出深い試合にはなりましたけど、ここで優勝したかったなという想いが強いですね」(青森山田高校・芝田玲)

プレミアリーグEAST第21節。青森山田高校は勝利すれば2年ぶりのリーグ優勝が決まる一戦を迎えていたが、チームの10番を背負う芝田玲は昌平高校のアウェイに乗り込むこの90分間に、強い想いを抱いていた。

「1年間のリーグ表を見た時に、昌平との試合が最後から2節目ということで、自分の中では『ここに優勝の可能性を持っていけたら最高だな』とは思っていました」と口にするのには、はっきりとした理由がある。芝田は中学生時代に、昌平へと多くの選手が進学することでも知られているFC LAVIDAでプレーしていたからだ。

この日の昌平のメンバー表を見ると、18人中14人までの前所属チームはFC LAVIDA。そのうちの9人は芝田と同じ3年生であり、中でも同じ栃木出身の土谷飛雅とは、一緒の電車で練習へと通い続けた関係性もあって、とりわけ仲が良かったという。

「玲とは結構連絡を取り合っていて、それこそ最近ではなくて結構前から『昌平で優勝決めるわ』と言っていましたし、昨日電話した時にも言ってきたんですけど、そこは絶対に阻止しなきゃいけなかったので、気合は入りました」と土谷。もちろん目の前で優勝の歓喜を爆発させるわけにはいかない。それは彼だけではなく、昌平の選手たちの共通認識であったことは想像に難くない。

“今のチームメイト”も、その想いはハッキリと感じていた。青森山田のリーダーの1人でもある菅澤凱の言葉が印象深い。「玲はLAVIDAでやっていて、今日は“古巣対決”という感じで、今週も玲が『本当に勝ちたい』という強い気持ちを練習から出してくれていたので、僕自身昌平さんのサッカーは本当に凄いと思いますけど、そういう相手に絶対に負けたくないという想いはありました」。

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