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サッカー フットサル コラム 2023年11月21日

献身、信頼、尊重の人。日立台のグラウンドを覆い尽くす柏レイソルU-18・藤田優人コーチの圧倒的熱量 高円宮杯プレミアリーグEAST 柏レイソルU-18×尚志高校マッチレビュー』

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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ホームで快勝を収めた柏レイソルU-18

「本当に1人1人に寄り添ってくれるので、人としても尊敬できる人ですね。男として熱いので、そのパワーに引っ張られる感じですし、付いていきたくなるような人です」と伊達歩由登が口にした言葉には、多くのチームメイトが賛同するだろう。柏レイソルU-18で指導に当たっている藤田優人コーチのことだ。

国見高校、明治大学といわゆるエリート街道を歩んできたが、そのプレースタイルは実直そのもの。与えられたタスクを120パーセントで遂行する姿勢は際立っており、数々の指揮官から重宝されたのも頷ける。そんな藤田は2020年いっぱいで現役を引退すると、柏レイソルアカデミーで指導者としてのキャリアをスタートさせる。

まるで昨日のことのように、その輪郭を思い出しながら明かしてくれたエピソードが印象深い。「初めてこの子たちを見た、初めての練習で、ボール回しをしたんです。それで『カウント20ね』と言ったのに、誰も数を数えなくて、初日の10分くらいで雷が落ちました(笑)。『カウントしろ』と。もともと受け持つ時におとなしい子たちとは聞いていたんですけど、ここまでかと。そういうところからスタートしたので、今はこういう状態になったことには感慨深いものがありますね。もちろんまだまだですけど」。

『この子たち』とは今年のU-18に在籍している3年生のことだ。伊達もその頃のことを笑いながら振り返る。「中3の最後にあった一番最初の藤田さんの練習の時に、天然芝のグラウンドで走ったんですけど、それがキツ過ぎて、自分は時間内に全然入れなくて(笑)。でも、高1からも3年間ずっと走ってきたことで、だんだん走れるようになってきて、結構メンタルも強くなったかなと思います」。あくまでも一端ではあるが、彼らの積み重ねてきた時間が垣間見えるような話ではないだろうか。

開口一番、「強いですよね。選手が頑張っているので」という言葉が藤田から飛び出す。プレミアリーグEAST第20節。後半戦は無敗を続け、優勝争いを繰り広げている尚志高校と対峙したホームゲームは3-0の快勝。実は前半戦こそ10位に沈んでいた柏U-18も、後半戦はこれで7勝1分け1敗と圧倒的な成績を残して、4位にまで浮上してきているのだ。

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