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サッカー フットサル コラム 2023年10月26日

優雅な守護神に訪れた試練の時間。FC東京U-18・小林将天はすべてを成長の糧に圧倒的存在へと駆け上がる 【NEXT TEENS FILE.】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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来季からのトップチーム昇格が内定しているFC東京U-18・小林将天

激しいポジション争いは今に始まったことではない。青赤に身を投じた時から覚悟は整っている。だからこそ、お互いに認め合う仲間たちと切磋琢磨することだけが、自身の成長を約束してくれると信じて、試合に出ても、試合に出られなくても、ひたすらに今の自分がやるべきことを、やり続けていく。

「中1からFC東京の下部組織に入らせてもらって、一番の目標はトップチーム昇格だとずっと言い続けてきたので、まずはそれが叶ったことが素直に嬉しいです。でも、ここがスタート地点なので、満足することなく、成長するためには日頃の練習を含めてU-18でもまだやれることは残っているので、ここで残された時間を絶対に無駄にしないようにしたいと思います」。

優雅な立ち姿も印象的な、トップチーム昇格を手繰り寄せた若きFC東京U-18の守護神。小林将天は与えられた環境の中で足元を見つめながら、アカデミーで過ごす最後の2か月へと胸を張って歩みを進めていく。

今年の夏。日本一を巡るクラブユース選手権で、FC東京U-18は躍進を遂げる。ファイナルではガンバ大阪ユースにPK戦で敗れたものの、堂々の準優勝。だが、プレミアリーグの前半戦11試合ですべてキャプテンマークを巻いてスタメン出場していた小林は、グループステージの1試合に登場したのみ。他の試合はベンチからチームメイトの躍動する姿を見つめていた。

「プレミアの前期は全然結果を出せなかったので、その中でGKが代わるのは当然のことだと思います。実際に後藤(亘)のプレーも良かったですし、その流れでチームも全国大会で上り調子だったので、その中でベンチメンバーとしてクラ選はやれることを全部やりましたし、何よりチームに勝ってほしかったので、やるべきことはやれたのかなと思っています」。

悔しくなかったはずがない。自分の代わりにゴールマウスに立っているのは1つ年下の後藤亘。複雑な感情が渦巻く中で、それでも優先すべきはチームの勝利だと自らに言い聞かせ、目の前のやるべきことをやり切った末に準優勝という結果をグループの一員として勝ち獲ったことは、新たな自信を小林にもたらした。

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