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サッカー フットサル コラム 2023年6月23日

ユナイテッドの強化にマイナス影響を及ぼすグレイザーの沈黙

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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サマーキャンプでテンハフ監督にアピールするか、出場機会を求めて移籍するか。英国の『sky sports』によると、トッテナムがサンチョに興味津々。6000万ポンドの移籍金を提示する予定だという。

また、30歳のハリー・ケイン(トッテナム)に1億ポンド(約181億円)は高すぎると判断し、センターフォワードのターゲットをアタランタのラスムス・ホイルンドに切り替えたようだ。弱冠20歳のアタッカーは7000万ポンド(約126億7000万円)前後の移籍金が予想され、彼のエージェントはテンハフ監督同様、『SEG』(スポーツ・エンターインメント・グループ)である。

ただ、各選手との交渉がスムーズに運ぶか頓挫するかは、買収交渉の成り行きを見守るしかない。売却を明らかにしてから7か月、グレイザー・ファミリーはひたすら沈黙している。

新オーナーは英国の実業家であるジム・ラトクリフ卿なのか、『QIB』(カタール・イスラム銀行)なのか。はたまた、グレイザー・ファミリーが一転して売却を取り下げるのか。

この問題の決着が遅れれば遅れるほど、ユナイテッドの現場は混乱をきたす。気が付いたときには、めぼしい選手が市場に残っていない。

グレイザーに告ぐ……。

早くしやがれ!

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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