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サッカー フットサル コラム 2023年5月26日

ゴールに鍵を掛けろ!キャプテンはどちらも絶対的守護神 前橋育英高校×FC東京U-18マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグEAST第8節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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とりわけ圧倒的な存在感を示したのは、アウェイでの流通経済大柏高校戦。相手のオウンゴールで開始1分に先制するも、以降は一方的に攻められる展開の中、背番号1はファインセーブを連発。さらに終盤に訪れたPKのピンチも、完璧なセーブで失点を回避。1対21というシュート数での勝利を力強く引き寄せてみせた。

3月には初めてU-17日本代表に招集され、アルジェリア遠征に参加すると、首脳陣からも高い評価を得たことで、ここからのアジアカップや、そこを勝ち抜いた先に待っているU-17ワールドカップでの活躍も期待される存在に。本人も「世界という舞台でやりたいというのは目標でもありますし、その先はU-20ではなくて、A代表というところを目指しています」と言い切るなど、その目線は着々と上がっているようだ。

一方のFC東京U-18で守護神を託されているのは小林将天。プレミアリーグでは1年時から出場機会を与えられながらも、昨季は「自分がスタメンで勝利に導こうという気持ちはあったんですけど、ケガもあって出場機会を失うことが多くて、中途半端な1年だったと思います」と自ら振り返るように、やや消化不良の1年を過ごす。

迎えた今シーズンはトップチームのキャンプ参加からスタートすると、「大志くん(野澤大志ブランドン)はメチャメチャ元気で、メチャメチャ真面目で、サッカーが好きな選手で、憧れでもあって尊敬していますし、(松木)玖生くんと(長友)佑都さんは試合に向かう姿勢の気持ちのところから違いを感じで、だいぶ刺激を受けました」と語るなど、高い基準をU-18へと持ち帰る。

プレミアでも開幕からスタメン出場が続く中で、キャプテンとしての自覚から「チームの中心となる発信力という部分で『アイツが声を出したら、言うことを聞こう』みたいに、みんなが聞いてくれるような選手になりたいですね」と新たな意欲を携えており、最後尾から声を張り上げる回数も明らかに増加。その存在の重要性は増すばかりだ。

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