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サッカー フットサル コラム 2023年5月24日

【世界をねじ伏せる第2戦。日本の護り人、田中隼人とチェイス・アンリのアグレッシブな攻撃力 FIFA U-20ワールドカップ アルゼンチン2023 日本×コロンビアマッチプレビュー】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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だが、73分にはVARで逆にPKを獲得すると、オスカル・コルテースが冷静に沈めて同点に。さらに終了間際の90分には、プエルタが左足で執念の決勝ゴール。劇的な逆転勝利をもぎ取る結果となった。

日本にとっても初戦で得た白星はもちろん大きかったが、グループステージ突破のために勝ち点獲得がマストのコロンビア戦。この一戦では最終ラインでコンビを組む、2人のセンターバックをキーマンとして挙げておきたい。

柏レイソルに所属する田中隼人は、この年代のまさに立ち上げに当たるU-15から、5年間に渡って年代別代表に選ばれ続けてきたエリートだ。188センチの長身に左利き。「パスやキックといった攻撃のところは自分の特徴」と言い切るように、その左足から繰り出すキックはチームの大事な攻撃の起点を担っている。

そんな田中がいくつも持ち合わせている能力の中で、最も魅力的なのは鋭い縦パスではないだろうか。その高い精度は言うに及ばず、チャンスと見るや恐れることなく、縦に速いボールを通しに掛かる。多少相手が寄せていても、時には直前にパスミスを犯していても、そんなことはお構いなしに淡々と味方へパスを打ち込んでいく。

実際にセネガル戦でもわずかな隙間があれば、ボールを受けに来た福井や佐野、松木への縦パスにトライ。その1本で一気に局面が打開され、チャンスに繋がったシーンも一度や二度ではない。ボールを動かしたいチームにとって、田中がアグレッシブに入れるスイッチは、攻撃面においても必要不可欠だ。

大会前に目標を問うと、「2年前にこのチームが立ち上がった時から、世界一という目標を掲げてきたので、絶対に世界一を獲りたいと思っていますし、獲らなければいけないとも感じているので、自分の価値も高めながら、チームを世界一へ導ければなと思っています」と、短いフレーズの中で何度も“世界一”というキーワードを繰り返す。真剣に世界の頂を目指す大型レフティの“縦パス”に是非注目してほしい。

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