人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2023年5月19日

前半戦の大一番!優勝を狙う両者の生田決戦!川崎フロンターレU-18×青森山田高校マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグEAST第7節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
  • Line

リーグ最少の4失点と堅守を築いている青森山田の中で、キャプテンを託されているのがセンターバックを務める山本虎だ。青森山田中時代から逸材として期待を集めてきたものの、入学後はケガにも苦しみ、なかなか思うような成果を残せず、最高学年となった2023年に「個人としてもチームとしても結果を出さないといけない1年」と意気込んでいる。

持ち味は左右両足で操る高精度のフィード。今季のチームも右に杉本英誉、左に川原良介と強力なサイドアタッカーを取り揃えており、サイドに振り分ける山本のパスがそのままチャンスに結び付くこともあれば、そこから“伝家の宝刀”とも言うべきロングスローの機会を得ることも。山本の静かなるリーダーシップと、対角に打ち込むフィードには是非注目してほしい。

さらに見逃せないパフォーマンスを続けているのが、EASTの得点ランキングトップに立つストライカーの米谷壮史だ。開幕戦でいきなりハットトリックを達成すると、以降もコンスタントに得点を積み重ね、第6節終了時で早くも8ゴールを奪取。無得点に終わったのはFC東京U-18戦のみであり、実に5試合でチームに歓喜をもたらしている。

「ゴールを獲るポイントに必ずいる、嗅覚のある選手」と正木昌宣監督も認めるように、ペナルティエリア内でのポジショニングも抜群。自身について「そんなに飛び抜けた能力があるわけではない」と口にしながらも、「1試合で1点獲るだけで満足してはダメかなと思います」と言い切る強気なメンタルも魅力的。青森山田の11番がゴール前で発揮する“嗅覚”は、やはりこの試合でも見逃せない。

現在の両者の勝ち点差は4。今後も優勝争いを繰り広げていくことが予想される2チームだけに、これ以上ポイントを離されたくない川崎U-18と、アウェイでライバルを叩いておきたい青森山田という構図も、激闘を予感させる。どんな結果になろうとも、日曜日のフロンタウン生田で、世代最高峰の戦いが繰り広げられることだけは保証したい。

青森山田高校・山本虎

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ