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サッカー フットサル コラム 2023年4月27日

Jリーグの秋春制移行論が再燃 「ACLの日程変更」は強引すぎる理由付け

後藤健生コラム by 後藤 健生
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冬の寒さが厳しいロシアや北欧諸国では春秋制が採用されていたが、そうした国々でも最近は次第に秋春制を採用する国が増えてきた。

日本とヨーロッパのシーズンがずれていると、日本人選手がヨーロッパに移籍する際に障害となる。Jリーグのシーズンを終えてから移籍すると、ヨーロッパのシーズンの最中にチームに加わるのでポジションを確保するのが難しい。逆に、ヨーロッパの新シーズンに合わせて移籍すると、Jリーグのシーズンの途中でチームを離れることになってしまうからだ。

それが日本人選手の海外移籍のネックになっていたのは確かなので、その点ではJリーグが秋冬制に移行することは大きなメリットになるだろう。

また、FIFAワールドカップは、ヨーロッパのシーズンが終了した後の6月から7月にかけて開催される(カタール開催だった2022年大会は現地の猛暑を避けるために例外的に11月から12月にかけて開かれた)。ヨーロッパのクラブ所属の選手は、シーズンを終えてから代表チームに合流するが、Jリーグの選手はシーズン中の中断に合わせてワールドカップを戦うことになる。

また、代表チームが活動する「インターナショナルマッチ・ウィーク」も、基本的にはヨーロッパ勢の都合に合わせて設定されるから、代表チームの強化のためにもヨーロッパのシーズンに合わせた方が好都合なのは間違いない。

一方で、日本国内の環境を考えれば、やはり春秋制の方が好都合だ。

日本では政府の会計年度も、学校の年度も4月から翌年3月ということになっている(会計年度が4月からに決まったのが何故なのかには諸説あってよく分からない)。

だから、大学リーグやJFLが秋春制を採用することは不可能だ。とすれば、国内的にはJリーグは春秋制である方が合理的ということになる。

また、冬場には日本では試合を開催することは難しいから、ロシアや北欧諸国で秋春制を実施している国のように長期間のウィンターブレークが必要となる。

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