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サッカー フットサル コラム 2023年4月6日

ロジャーズとポッターも!プレミアリーグは解任ラッシュ

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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「すべての責任はわたしにある」

ポッターの発言に嫌な予感がした。敗れた場合の覚悟ができていたのだろうか。前述したように試合内容が上向き、トレーニングでも選手たちの笑顔が弾けていた矢先だけに、なんともせつない。

20試合以上チェルシーの監督を務めた者のなかで、平均勝点1.27はグレン・ホドルと並び歴代ワースト。27試合を消化した時点の29得点は、1993-94シーズンの26得点に次ぐワースト2(プレミアリーグ発足後)。ホームゲームの勝率36.4%は2016-17シーズン以降では最低。

優勝争いやCL出場権をめぐるレースはもちろん、ヨーロッパリーグの権利すら遠のきつつある。

しかし、昨年9月にトーマス・トゥヘル(現バイエルン監督)をわずか5分のミーティングで、ポッターを206日で見切ったオーナーのトッド・ベーリーも猛省しなくてはならない。監督の首を挿げかえるだけで成功できるほど、フットボールは、プレミアリーグは甘くない。今シーズン、二度の監督解任によって発生した違約金は2600万ユーロ(約37億円)。開いた口がふさがらない。

まるで、ロマン・アブラモヴィッチ体制時の悪しきコピーではないか。強くなりたいのなら、チェルシーは中長期的なプランの構築が急務である。バイエルンを解雇されたばかりのユリアン・ナーゲルスマンに早々と接触したとも伝えられるが、彼もまたポッター同様、巨大化しすぎたスカッドをまとめるにはまだまだ経験が不足している。

なお、今シーズンのプレミアリーグは解任、双方合意のうえの退団も併せ、13人もの監督がその座を追われている。誇らしくはない最多記録。次の犠牲者はフォレストのスティーヴ・クーパーか、ウェストハムのデイヴィッド・モイーズか。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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