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サッカー フットサル コラム 2023年2月19日

今シーズンも横浜、川崎中心の優勝争いに 互いに課題は残しながらも白熱したJリーグ開幕戦

後藤健生コラム by 後藤 健生
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そして、そうした守備をベースに横浜はカウンターからチャンスを作った。

1点目は、川崎のGK鄭成龍(チョン・ソンリョン)のパスをエウベルがカットしたラッキーなものだったし、2点目はCKからのもので、川崎の守備陣を崩した得点ではなかったものの、非常に効率的に前半のうちに2ゴールを奪って見せた。

1点をリードした後は川崎に完全にボールを握られて攻撃を受ける時間が続いたが、30分過ぎから中盤での守備が機能してボールを奪える場面が増えた。セットプレーとはいえ、その時間帯にしっかりと追加点を決めたあたりは、試合運びの上手さも感じさせられた。

ただ、やはり2得点は幸運に恵まれたものでもあり、川崎が攻撃面で課題を残したのと同様に、横浜も攻撃の強化が課題となるだろう。

守備面では松原が完全復帰し、さらに小池龍太と小池裕太が復活すれば選手層は非常に厚くなる。また、MFは川崎戦では競り負ける場面が多かったが、キャプテンの喜田拓也と昨年、急成長した渡辺皓太が強力で、さらに藤田譲瑠チマという将来の日本代表の中盤を背負っていくような逸材もいる。

ただ、攻撃陣は水沼とアンデルソン・ロペス、エウベル。それにトップ下の西村拓真が不動のメンバーとなっている。川崎戦の終盤に交代出場した井上健太や植中朝日といった新戦力が今後どれだけ絡んでいけるかに注目したい。

いずれにしても、互いにいくつもの課題は残していながらも、収穫も大きかった開幕戦となった。今シーズンも両チームが優勝争いをリードしていくことは間違いないだろう。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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