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サッカー フットサル コラム 2023年1月11日

チェルシーの方針転換は好ましい。“買い漁る” から ”育てる” へ

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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さらに、決定力が高く評価される20歳のダトロ・フォファナ、プレー強度が高い左利きのCBブノワ・バティアシルは21歳で、ブラジル・アンダー20代表歴を持つ18歳のMFアンドレイ・サントスを今冬の移籍市場で獲得した。

そしてジョアン・フェリックスが、アトレティコ・マドリーからやって来た。半年間のローン代金として1100万ユーロ(約15億4000万円)、週給28万ポンド(約4480万円)の全額負担には首を傾げるしかないとはいえ、彼もまだ23歳。若返り策の一環だろう。

実績、知名度とも十分な既製品を重視するプラン(J・フェリックスは除く)を、チェルシーは変更した。10代後半から20代前半の若手に集中した人選は明らかに先行投資を意味し、中長期的な展望に基づくものと推測できる。ボーリーとポッターのもと、チーム創りの根幹が見直されたのかもしれない。

アーセナルを例に挙げれば、2019年12月にミケル・アルテタが監督に就任した後の2シーズンは8位だったが、一昨シーズンは5位、今シーズンは1月5日現在で1位と、組織の構築には時間がかかることを証明し、指揮官が抜擢した若手は日々成長している。

いま、チェルシーは厳しい日々を過ごしているものの、産みの苦しみと前向きに捉えよう。ハンフリーズをはじめとする若手の才能が花開いたときは、ワクワク・ドキドキの毎日だ。

“買い漁る” から “育てる“ へ──。チェルシーの方向転換は好ましい。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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