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サッカー フットサル コラム 2022年12月9日

エムバペはフランス最大の強みだが不安要素でもある

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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しかし、11月30日の当コラムでも指摘したように、フランスの弱点はエムバペの背後だ。守備意識が薄く、ボールロスト後の反応が鈍いため、サイドに流れながら攻撃の起点となるケインに、恰好のスペースを与えかねない。

また、エムバペが対戦相手のビルドアップにも無関心なことから、第一ディフェンダーのタスクはほぼオリヴィエ・ジルーに限られる。イングランドの左サイドバックを務めるルーク・ショーは、大外の使い方とインナーラップのタイミングが絶妙だ。ジョン・ストーンズとハリー・マグワイアの両センターバックは、精度の高いロングフィードで局面を打開する。ジルーひとりではカバーできない。

フランスの個は強烈だ。対戦相手がガードを固めても隙を狙いつづけ、エムバペのワンパンチで仕留める。カウント8で立ち上がっても、グリーズマンが、ウスマヌ・デンベレがダメージを与え、エムバペが叩きのめす。

ただ、エムバペは最大の強みであると同時に、不安要素でもある。イングランドはポゼッションで、カウンターで、なおかつセットプレーでも得点できる。グループステージ第2節のアメリカ戦から3試合連続無失点。被決定機も数えるほどだ。

ベンチワークも含めた地力、経験値でフランスが上まわるものの、イングランドも十分な火力を装備している。一方的な展開にはなりそうもない。ド迫力の殴り合いか!

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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