グループステージで酷暑のデイゲーム2試合はかなり厳しい

11月23日16時：対ドイツ
11月27日13時：対コスタリカ
12月１日22時：対スペイン
（現地時間）

ナイトゲームのスペイン戦はともかく、ドイツ戦とコスタリカ戦は酷暑のなかで開催される公算が大きい。グループステージでデイゲーム2試合というスケジュールは、中東のイラン、サウジアラビア、アフリカのセネガル、チュニジア、モロッコ、カメルーン、アジアの韓国。いったい、なにを意味しているのか。開催国のカタールでさえ、デイゲーム（13時開始）は1試合だけだ。

ちなみにブラジルは3試合ともナイトゲームで、アメリカはなぜか3試合とも22時キックオフ。調整はしやすい。

先週金曜日のコラムでも報じたように、カタールの11月はまだ暑く、各スタジアムのエアコンも正常に作動するのか疑問視されている。動いたとしても日中に行われる試合と、日が落ちた後のナイトゲームでは体力の消耗度が違う。ラウンド16以降のプランに、少なからぬ影響を及ぼすに違いない。

優勝候補に挙げられる列強と異なり、日本は全戦必勝の構えだ。残念ながら戦力に余裕はない。したがって各選手のコンディションが成否を左右し、主力の消耗をどこまで抑えられるかが、大きなカギを握る。

後半の追加タイムにPKを与える不注意だけではなく、暑さ対策も万全を期さなくてはならない。

文：粕谷秀樹