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サッカー フットサル コラム 2022年11月1日

危機感が手繰り寄せた堂々たる世界16強。ロシアで逞しく輝いた青き勇者の記憶 【2018年ロシアワールドカップ】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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3戦目の相手は世界最高級のストライカー、ロベルト・レバンドフスキを擁するポーランド。セネガル戦からスタメン6人を入れ替えた日本は、なかなかリズムを掴めないまま、59分には失点を喫する。ただ、同時刻キックオフのコロンビア対セネガルでコロンビアが先制したことで、このままのスコアであればグループステージ突破が決まるという状況を知った西野監督は、15分近い時間が残る試合をそのまま“クローズ”することを選択。結果的に0-1で敗れながらも、グループ2位での決勝トーナメント進出が決定する。難しい決断を迫られる中で、アトランタ五輪も経験している指揮官の胆力が際立った。

ここまで日本がワールドカップで戦った21試合の中でも、世界トップレベルの強豪と最も激しく打ち合ったのが、ラウンド16のベルギー戦だということに異論はないだろう。ヴァンサン・コンパニ、ケヴィン・デ・ブライネ、ロメル・ルカク、エデン・アザールなど欧州有数のタレントが居並び、優勝候補の一角と目されていた難敵を前に、48分に原口元気が、52分には大会を通してラッキーボーイ的な役割を担っていた乾が相次いでゴールを陥れ、日本は2点をリードしてしまう。

それでも、ベルギーはやはり強かった。69分と74分の連続失点でスコアはすぐさま振り出しに。そして後半アディショナルタイムには『ロストフの14秒』とも言われる高速カウンターから、ナセル・シャドリが挙げたゴールが決勝点に。確かに見えていたはずの世界8強は、あと一歩のところでその行く手を阻まれた。

このチームが最後の最後でまとまった要因は、ブラジルワールドカップを知るベテランたちの危機感ではないだろうか。大きな期待を背負って臨んだ前回大会で惨敗を味わった彼らが、ロシアでリベンジを果たすことを念頭に置いて4年間を過ごしてきたであろうことは想像に難くない。

不動のキャプテンとしてチームを束ねた長谷部誠。3大会続けて守護神を務めた川島永嗣。ベンチスタートの役割を受け入れた本田。交代出場時には全力でピッチを駆けた岡崎慎司。ブラジルの地で誰よりも悔し涙に暮れた長友佑都。絶対的なディフェンスリーダーへと成長を遂げた吉田麻也。日本の10番を背負い続けた香川。

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