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サッカー フットサル コラム 2022年10月24日

C大阪の“対策”に苦しめられたものの大逆転勝利した広島の来季の進化が楽しみ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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悲願の優勝カップを手にするサンフレッチェ広島キャプテン佐々木翔

悲願の優勝カップを手に、表彰台でチームメイトを待つサンフレッチェ広島キャプテン佐々木翔

10月22日に東京・国立競技場で行われたJリーグYBCルヴァンカップ決勝は、後半アディショナルタイムにサンフレッチェ広島が連続ゴールを決めて逆転するという劇的な展開で広島が初優勝。6日前の第102回天皇は全日本選手権決勝でJ2リーグのヴァンフォーレ甲府相手にまさかの敗戦を喫した広島は、中5日で再び巡ってきたカップファイナルの舞台でのリベンジに成功した。

もっとも、ルヴァンカップ決勝でも広島は大苦戦。セレッソ大阪に先制されて敗退寸前まで追い込まれたものの、試合終盤での2つのVAR判定によって逆転への道が開いたのだ。

2022年のJ1リーグでは、8月から9月にかけて厳しい暑さの中で広島はリーグ戦で5連勝。カップ戦も含めれば公式戦8連勝を記録した。当時は、リーグ戦で川崎フロンターレがなかなか勝点を伸ばせない状況にあり、2位以上も窺がえそうなまさに破竹の勢いだった。

もともと集団的サッカーをしていた広島が、今シーズンはミヒャエル・スキッベ監督の下で一体感を増し、パスをつないで2人目、3人目が次々とスペースに入っていくスタイルが冴えわたっていた。

ところが、広島の勢いは秋口に入るとともに翳りが見え始めた。

9月には川崎、10月にはヴィッセル神戸にそれぞれ0対4の大敗を喫し、ルヴァンカップでは決勝進出を果たしたもののアビスパ福岡との準決勝は1勝1分の辛勝。天皇杯準決勝でも京都サンガFCに勝利したが、延長戦にもつれ込んでの大接戦。そして、天皇杯決勝ではJ2で18位に低迷する甲府にも敗れてしまう。

ルヴァンカップ決勝でも、たしかに広島がボールを握って攻める時間は長かったが、C大阪はしっかりと対策を施しており、広島の攻撃を封じ込めていた。

C大阪の前線の3人(中央に加藤陸次樹、右に毎熊晟矢、左に為田大貴)が高い位置に張って広島のスリーバック(右から塩田司、荒木隼人、佐々木翔)の位置を押し下げたため、広島は最終ラインとMFの間が開きすぎてしまった。広島のように、選手が次々とスペースに入り込んでパスをつないで集団的に戦うためには選手間の距離を短く保つ必要があるが、最終ラインが押し下げられてしまったことで、広島の攻撃は機能しなくなってしまった。

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