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サッカー フットサル コラム 2022年10月10日

素晴らしいハードな戦いとなった天皇杯準決勝。スキッベ監督招聘によってペトロヴィッチの遺産を継いだ広島

後藤健生コラム by 後藤 健生
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サンフレッチェ広島が10月5日に行われた天皇杯準決勝で京都サンガF.C.を下して決勝進出を決定した。広島はすでにJリーグYBCルヴァンカップでも決勝進出を決めており、10月16日に行われる天皇杯決勝(横浜・日産スタジアム)と同22日に行われるルヴァンカップ決勝(東京・国立競技場)で勝利すれば、わずか6日間で2つのカップ戦のタイトルを獲得することになる。

天皇杯準決勝の京都戦は、素晴らしい試合だった。

京都のチョウ・キジェ監督は、スリーバックの広島を相手にまったく同じ3−4−3システムを選択。J1リーグで3位に付ける好調広島の攻撃力を抑えるため、各選手の立ち位置をはっきりさせることが狙いだったのだろう。

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そのため、この準決勝は3−4−3の同一システム同士のいわゆる「ミラーゲーム」となり、互いが互いの良さを消し合う試合となった。だが、試合は戦術的に狙いを消されても消されても、それでも執拗に攻撃を繰り返す重厚感のある戦いとなった。

今シーズン、広島の力を大きく引き上げたのはドイツからやって来たミヒャエル・スキッベ監督だ。

スキッベ監督はボルシア・ドルトムントやアイントラハト・フランクフルトなどブンデスリーガのトップクラスのクラブで監督を務め、また代表チームのアシスタント・コーチも務めたドイツを代表する指導者の一人と言っていい。

一方、チョウ・キジェ監督もドイツのケルン体育大学に留学経験がある。

ブンデスリーガのサッカーの信奉者でもり、記者会見などでもブンデスリーガのクラブとの比較などを語ることが多い。

従って両チームが志向するサッカーも、全員が足を止めずに走って、しっかりと相手陣内のスペースを利用して攻撃する合理的にハードワークするよく似たものになる。

つまり、この日の対戦はシステム的に「ミラーゲーム」であっただけでなく、両チームのサッカーのコンセプトまでが共通した似たもの同士の戦いだった(おまけに両チームともクラブカラーは珍しい紫色。舞台となった亀岡市のサンガスタジアムもスタンドは紫で統一されていた)。

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