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サッカー フットサル コラム 2022年9月14日

クラブ内の立場が危うい者をイングランド代表に選ぶべきか

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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エリク・テンハフ監督がチーム全体のスピードアップを求めている現状を踏まえると、クラブ内の序列が逆転するとは思えない。

また、マンチェスター・シティのジョン・ストーンズも優先順位は低く、現時点で三番手のCB。新戦力のマヌエル・アカンジが即座にフィットすれば、その立場はより怪しくなる。

右サイドバックは質量ともに安泰だ。カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)、リース・ジェイムズ(チェルシー)、トレント=アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)、キーラン・トリッピア(ニューカッスル)とタイプの異なるタレントを揃え、サウサンプトンのカイル・ウォーカー・ピーターズが今シーズンはキッレキレだ。

チルウェル、マグワイア、ショー、ストーンズ……。サウスゲイトが信頼していた4選手が所属クラブで降格した。GKジョーダン・ピックフォード(エヴァトン)もプレミアリーグ6節のリヴァプール戦で大腿部を負傷し、全治は早くて10月中旬。カタール・ワールドカップの開幕まで一か月しかない。

イングランド代表を長らく支えてきた主力を支持するのか、今シーズンのパフォーマンスを重視するのか。サウスゲイトは難問を抱えている。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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