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サッカー フットサル コラム 2022年8月19日

下位低迷の神戸は攻撃サッカーに活路を見出だした 韓国勢との差を見せつけたACLのラウンド16での戦い

後藤健生コラム by 後藤 健生
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集中開催で行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16から準決勝までの戦が始まった。

初日にはラウンド16の2試合が行われ、奇しくも韓国勢同士(大邱FC対全北現代モータース)と日本勢同士(ヴィッセル神戸対横浜F・マリノス)の対戦となった。

横浜は日本を代表する強豪クラブの一つであり、今シーズンも首位を走っており、現在は2位の鹿島アントラーズに勝点で5ポイントの差をつけている。一方、神戸の方は不振が続き、16位と残留争いの真っ只中。監督交代を繰り返して、現在は神戸で3度目の監督就任となった吉田孝行氏が指揮を執っている。

韓国勢同士の試合も似たような状況だった。

全北は韓国を代表する強豪クラブで、ACLでも“常連”だ。そして、今シーズンのKリーグでは蔚山が首位を走っているが、全北も2位に付けて逆転優勝を狙っている。そして、大邱FCの方はといえば神戸と同じように残留争いの渦中にあり、12チーム中9位にいるものの、消化試合数を考えるとぎりぎりの順位だ。そして、8月に入ってアレシャンドロ・ガマ監督が解任され、現在は崔源権(チェ・ウォンクォン)コーチが監督代行を務めている。

リーグ戦で低迷しているチームが、「別のコンペティション」であるACLで上位チームを相手にどんな戦を見せるのか……。それが、この日の興味の焦点だった。

大邱が選択したのは「守備固め」だった。5人のDFがフラットラインを作って全北の攻撃を跳ね返し続け、ボールを奪うとすぐにロングボールを蹴って前線の2人のブラジル人に預けるのだ。

トップのゼカは、高さも強さもある選手でロングボールを収めてポイントを作ることができるし、左サイドのセシーニャは中に切れ込んだり、中盤に下がったりと神出鬼没の位置取りをする曲者タイプ。つまり、この2人だけでなんとか攻撃の形を作れるわけだ。

堅固な守備を固める大邱を相手に全北が攻める。120分の試合を通じてポゼッション率では全北が74.3%というのだから、まさに圧倒したわけである。

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