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サッカー フットサル コラム 2022年8月12日

ペップとシティはフットボールの未来を啓示してきた

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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また、守備力も非常に強固であり、クリーンシート107回、平均失点0・80も6シーズンのリーグ最高値だ。

今シーズンはラヒム・スターリングがチェルシーに、ガブリエウ・ジェズースとアレクサンドル・ジンチェンコがアーセナルに新天地を求めた。アーリング・ハーランとフリアン・アルバレスは即戦力かもしれないが、プレミアリーグ初年度という疑問も生じる。

とはいえ、シティの完成度はだれもが認めるところだ。ハーランとリヤド・マフレズを除く大半の主力が引き抜かれるカタール・ワールドカップでアクシデントに見舞われなければ、プレミアリーグの連覇はもちろん、悲願のチャンピオンズリーグ優勝の可能性だって十分にある。

17/18シーズンにシティみずからが樹立したプレミアリーグ新記録、106得点、得失点差79、勝点100の更新も十分に期待できる。

ベルナルド・シウバが噂どおりにバルセロナへ移籍したとしても、代案はすでに用意されているはずだ。シティの強化担当は勤勉・迅速。パニックバイに陥りはしない。

かつてサー・アレックスは、「うるさい隣人」とシティを表した。隣の芝生は青すぎる。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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