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サッカー フットサル コラム 2022年7月6日

ストレットフォード・エンドから情け容赦のないブーイング

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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ポール・ポグバ

ポール・ポグバ

2021年4月19日、右ふくらはぎを痛めたポール・ポグバがピッチを退くとき、ストレットフォード・エンドから情け容赦のないブーイングが浴びせられた。Fワードすら聞こえてくる。ポグバは耳をふさぐ仕草で応酬した。

ストレットフォード・エンドに陣取るマンチェスター・ユナイテッドのサポーターは忠誠心に厚く、選手たちを罵倒しない。しかし、彼らにも我慢の限界がある。復帰後6シーズンにわたり、ポグバは期待を裏切り続けた。Fワードはともかく、痛烈なブーイングは当然の報いである。

「フランス代表のポールと、ユナイテッドのポールは別人だ」

ディディエ・デシャン(フランス代表監督)が語るように、ポグバは常に不安定だった。素晴らしいプレーで観衆を魅了したかと思えば、チンタラチンタラとピッチをジョグするだけ。2021-22シーズンも8月と2月のパフォーマンスは高く評価できるが、そのほか8か月は不調だったり、ケガをしていたり……。

また、ジョゼ・モウリーニョとラルフ・ラングニックの厳しい指導にへそを曲げ、優しいオーレ・グンナー・スールシャールには甘えるだけ甘えた。年相応の付き合い方ではない。

しかも、好調時には「ユナイテッドを愛している」と語り、不振に陥ると「やってらんねぇ」と愚痴をこぼす。小さな子どもではないのだから、発言には責任を持たなければならない。

そう、なにかにつけて無責任だった。発言もプレーも一時の感情に任せているような印象が強く、ソーシャルメディアでも不用意は投稿で炎上した。ユナイテッドはいい意味でも悪い意味でも注目度が高く、その一挙手一投足が話題になることを知っていたにもかかわらず、ポグバは責任感を著しく欠いていた。

「あの男と出会ってからポグバは変わった。出会った瞬間から、あの男は信用できないと分かったのだがね」

サー・アレックス・ファーガソンは自叙伝の中でも公の席でも、ひとりの男を批判してきた。ポグバのエージェントを務めたミーノ・ライオラだ。

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