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サッカー フットサル コラム 2022年6月17日

ピッチに戻れなかった選手たちの悲劇を繰り返してはならない

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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ここに代表戦、ビジネス最優先のフレンドリーマッチが加わった場合、年間80試合を消化する選手も出てくる。

かつて、チェルシーのチームドクターを務めていたエヴァ・カルネイロも、狂気の日程による体調不良を危惧していた。

「ハイレベルのプレー、72時間ごとの試合、さらに日々の練習も選手たちの肉体に負担をかけます。プライベートジェットで移動したとしても、旅は睡眠のリズムに少なからぬ影響を及ぼします。日程の都合で早朝に戻ってくるようなケースは疲れが一気に出て、免疫力が低下する傾向があるのです」

「疲労を引きずったままプレーすると、なんらかの感染症を患ったり、大けがをしたり、リスクが付きまといます」

現地時間6月16日、プレミアリーグが22-23シーズンの日程を発表した。8月第一週の開幕から、ワールドカップのために中断する11月12日まで、基本的には週1試合のペースが続く。

しかし、CLやヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグが9月に2試合、10月に3試合、11月に2試合、ネーションズリーグも9月に2試合が予定されている。この日程が緩和されるも見込みは、いまのところ……いや、この先も絶対にない。

したがって、ワールドカップに出場するような選手は週2試合をこなし、ほぼ無休でカタールに向かわざるをえない。

試合中に倒れ、二度とピッチに戻れなかった選手たちの悲劇を繰り返すことなかれ。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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