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サッカー フットサル コラム 2021年6月28日

「B&Iライオンズ」に善戦したラグビー日本代表。サッカーはどうして弱小国ばかりと戦わなければいけないのか!

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ラグビーの日本代表チームが「ブリティッシュ&アイリッシュ(B&I)ライオンズ」と対戦して10対28で敗れた。「個の力」の差を見せつけられ、ラインアウト・モールからの攻撃はなんとかしのいだ直後にトライを決められるという同じパターンの失点を続けたのは残念だったが、後半には追い上げを見せ、日本の良さも十分に発揮した。

それにしても、日本代表がスコットランド・エディンバラの伝統的なスタジアム「マレー・フィールド」で「B&Iライオンズ」と顔を合わせ、それなりに戦えたというのはラグビー界にとって、あるいは日本のフットボール界にとって歴史的な出来事だった。

サッカー・ファンの皆さんの中にはラグビーの事情をあまりご存じない方もいると思うのでご紹介しておくが、「B&Iライオンズ」は英国の4協会(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド)の代表チームだ。

ラグビーもサッカーと同じように英国内の各協会は独立国扱いで、各"国"代表同士はワールドカップなどでは優勝を争って戦う関係にあるが、ラグビーでは4協会から選抜された、いわば全英代表とも言える「ライオンズ」が結成されるのだ。

ちなみに、サッカーでは、アイルランドには独立国であるアイルランド共和国(首都ダブリン)のFAIと英国領北アイルランド(首都ベルファスト)のIFAの2つの協会が存在し、それぞれ別個の代表を結成するが、ラグビーではアイルランド協会(IRFU)は全アイルランドを統括しており、アイルランド代表は1つしか存在しない(その裏には政治史的、スポーツ史的な長い長い物語が存在するのだが、ここではすべて省略)。

いずれにしても、「B&Iライオンズ」はラグビー界のいわばドリームチーム。日本代表がその「ライオンズ」と対戦するなど、数年前までだったら「夢物語」でしかなかった。

それが実現できたのは日本代表が強化されたからだ。

日本代表は2015年のワールドカップ(イングランド開催)初戦で南アフリカ代表を破り、さらに4年後の日本で開催された大会ではアイルランドとスコットランドを破ってベスト8に駒を進めることに成功した。もちろん、2019年大会はホーム開催のアドバンテージがあったものの、もはや日本のラグビーは誰も無視できない存在になっているわけである。

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