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サッカー フットサル コラム 2021年4月2日

新しい時代の幕開けだとしてもサポーターの心中は複雑だ

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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笑顔のクロップ監督

笑顔のクロップ監督

『BBC』(英国公共放送)も大々的に報じているのだから、ほぼ間違いないのだろう。リヴァプールとイブライマ・コナテ(ライプツィヒ)の交渉成立が間近だという。レアル・マドリーやパリ・サンジェルマンともリンクされていたフランス人DFは、来シーズンからプレミアリーグにチャレンジする可能性が高くなってきた。

ん、ちょっと待て。ライプツィヒはバイエルン・ミュンヘンへの移籍が決まっているダヨ・ウパメカノに続き、将来有望なDFを放出するのか。ユリアン・ナーゲルマン監督には、トッテナムが急接近との噂もある。選手もスタッフもサポーターも、心穏やかではいられない。

さて、コナテ獲得が目前ということは、リヴァプールのセンターバックになんらかの動きがあると考えていい。相対的な評価ではウパメカノに劣るものの、コナテも対人と状況判断に優れ、ロングフィードも良質だ。ジョー・ゴメスやジョエル・マティプ、オザン・カバク、ナサニエル・フィリップスなどとの定位置争いによって、最終ラインは活性化するに違いない。

しかしフィルジル・ファン・ダイクも含め、CB6人は多すぎる。今シーズンに限らず、負傷欠場が少なくないマティプとゴメスのどちらかをあきらめるのか、カバクとのローン契約を6月30日で打ち切るのか、あるいはフィリップスを修行の旅に出すのか。ユルゲン・クロップ監督の選択が注目される。

また、リヴァプールは人件費も再考しなくてはならない。週給6万ポンド(約900万円)でも献身的に貢献するアンドリュー・ロバートソン、4万ポンド(約600万円)でもハードワークを続けるトレント=アレクサンダー・アーノルドには、契約更新の際に好条件を提示する必要がある。心底リヴァプールを愛する彼らが退団するはずもないが、現状維持では良好な関係に亀裂が入りかねない。

そして最大の懸案は、モハメド・サラーの去就だ。

「仮にチャンピオンズリーグの出場権を獲得できなくても、大半の主力は残るんじゃないかな」

クロップ監督はいつだって前向きだ。

しかし、コロナ禍で大幅な収益低下を招いたいま、高給取りは働いていても働いていなくても、人件費抑制の対象になる。サラーの週給は22万ポンド(約3300万円)。年齢は6月で29歳。現行の契約は23年6月末日まで。次の契約更新で同等の週給を得られるとは考えにくい。エージェントのラミ・アッパス・イッサ氏がSNSに「.」(ピリオド)と投稿するなど、ちょっと怪しくなってきた。

さらに今冬の市場で獲得したばかりのベン・デイビス、クロップ監督の期待に応えていないディボック・オリギ、シェルダン・シャキリも放出濃厚といわれ、シーズンオフのリヴァプールには少なからぬ移動がありそうだ。

今シーズン限りでフリートランスファーとなる公算大のジョルジニオ・ワイナルドゥムに続き、サラーも離脱するのだろうか。新しい時代の幕開けだとしても、クラブの経営状況を理解していても、サポーターの心中は複雑だ。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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