負けに慣れてくると悔しさがアップデートできなくなる

マンチェスター・シティに勝ったかと思えば、レスターにひねられる。リヴァプールを3－2で破っても（FAカップ）、シェフィールド・ユナイテッドに1－2の苦杯をなめる。今シーズンのユナイテッドはスッキリしない。B・フェルナンデスやポール・ポグバ、マーカス・ラシュフォードに依存する闘い方にも大きな変化はない。

しかし、昨シーズンまでに比べると、精神的タフネスを身につけつつあると考えていいだろう。シティとの力量差は大きく、主力が揃ったときのリヴァプールにも劣るとはいえ、無気力な試合が減っていることは、B・フェルナンデスの証言と近ごろのパフォーマンスにもよく表れている。

マンチェスター・ユナイテッド……。ほんの少しずつ上向いてきた。

文：粕谷秀樹