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ゴールセレブレーション
「正直めちゃくちゃ悔しくて負けるってこんなに悔しいんだって感じてます」
バドミントンの全英オープン準々決勝で敗れた後、桃田賢斗がSNSで心情を吐露した。
向上心の塊だ。交通事故で右目眼窩(がんか)底骨折などの重傷を負った後、11か月ぶりの公式戦復帰となった昨年12月の全日本総合選手権で3連覇を達成。2020年に東京オリンピックが予定通り開催されていれば、金メダルを獲得していたに違いない、といわれる日本バドミントン界のエースだ。
勝ち慣れており、一度や二度の敗戦など意に介していないのだろうな、と筆者は考えていた。
しかし桃田は、まだまだ勝利に飢えている。勝負師とはこうあるべきだ。
ほんの一年ほど前まで、マンチェスター・ユナイテッドは勝っても負けても薄っぺらだった。充実した試合内容で対戦相手を蹴散らしても、ライバルに実力差を見せつけられても、ロッカールームから緊張感は伝わってこなかったという。3ポイントを奪って当然の相手と引き分けても、「時にはこんなこともあらーな」。
和気あいあい? 勝負にこだわらないプロなど、この世には必要ない。
「今シーズンは違うんだ。負ければ悔しがるし、勝っても試合内容が乏しいと、ほとんどの選手が不機嫌になる。いい傾向だと思うよ」
ブルーノ・フェルナンデスが、ロッカールームの変調を明らかにしている。失敗をいつまでも引きずることはないが、“喉もと過ぎれば熱さを忘れる” では成長がない。あのときなぜうまくいかなかったのか、どうすべきだったのか、反省、検証が必要だ。携帯でヒップホップを聞きながら、「Don‘t mind」では連敗する。
強かったころのユナイテッドは、ロッカールームでもピッチでも怒号が飛び交っていた。ロイ・キーンやウェイン・ルーニーは、Fワードまで用いていた。喧嘩しろ、といっているわけではない。勝利のためには感情をさらけ出し、思いの丈を監督やコーチ、同僚にぶつけた方が、精神的にも健康だ。負けに慣れてくると、悔しさがアップデートできなくなる。
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