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サッカー フットサル コラム 2020年11月23日

【レビュー】流経大柏高が2-1で浦和レッドダイヤモンズユースを撃破 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020 関東

プレミアリーグコラム by 後藤 健生
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流経大柏高

流経大柏高

全国高校選手権千葉県大会決勝での手痛い敗戦から1週間。流経大柏高は見事に立ち直って浦和レッドダイヤモンズユースの攻撃を見事に封じ込めて勝利を手繰り寄せた。

立ち上がりから流経大柏は高い位置からプレッシャーをかけ、前半5分には浦和のGK川崎淳のミスを誘った。ゴール前でボールを奪った新宮海渡が無人のゴールに蹴り込んで早くも流経大柏が先制する。

そして、その後も流経大柏は強いプレッシャーで浦和を封じ込めた。とくに、中盤でアンカーのポジションに入った藤井海和の激しい守備が効果的だった。藤井は89分に2度目の警告を受けて退場となってしまったが、その役割は十分に果たした(前半の1枚目のイエローカードはかなり厳しい判定だった)。

前半はゲームを支配した流経大柏だったが、追加点を奪えずに前半は立ち上がりの1点だけに終わってしまう。「嫌な流れ」と言っていい。一方、浦和は鋭い縦へのパスを使って何度かカウンターのチャンスを作り、勝負の行方は後半に持ち越された。

流経大柏のプレッシャーはたしかに素晴らしかった。だが、それを90分続けることは難しい……。実際、後半に入ると早くも50分に浦和が1対1の同点に追いつく。右サイドの山田奈央のクロスを岡本岳がワンタッチでつなぎ、最後は盛嘉伊人が決めた美しいゴールだった。

前半のうちに追加点を奪えなかったことのツケが回ってきたのだろうか? 流経大柏にとっては嫌な流れだった。

しかし、その後流経大柏は選手交代も使いながらチームを立て直すことに成功。60分には田村陸の蹴った右CKをキャッチしようとした相手GKが痛恨のキャッチミスでオウンゴールとなり、結局2対1で流経大柏が勝利をつかみ取った。

得点は2点とも相手のミスがらみだったが、試合内容は明らかに流経大柏のものだった。しかし、90分を通じてゲームを支配しながらゴールを決めきれないあたりがこのチームの課題なのだろう。

市立船橋高との千葉県大会も、流経大柏はゲームの流れを支配していたという。プレミアリーグの残り3試合では、しっかりとゴールを決めて勝ち切ることを目指したい。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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