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サッカー フットサル コラム 2019年4月12日

55年ぶりのサッカー開催。秩父宮ラグビー場は素晴らしいフットボール・グラウンドだった

後藤健生コラム by 後藤 健生
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季節外れの寒気に包まれた4月10日の日本列島……。気温5度の氷雨が降りしきる中で行われたYBCルヴァンカップのFC東京対サガン鳥栖の試合を真冬用の防寒着を着込んで観戦してきた。

中盤でインテンシティの高いぶつかり合いが続いたが、互いになかなか思うようなチャンスが作れず、スコアレスドローも見えてきた矢先、後半の途中から投入された17歳の久保建英が自らが倒されて得たFKを左足で強烈に決めてFC東京に勝利をもたらした。

久保が右サイドに入ると、鳥栖の左サイド(つまり、久保の対面)のカルロ・ブルシッチがサイドハーフのイサック・クエンカとの関係を生かして盛んに仕掛けてくる。これに対して外へ開いたり、中に絞ったりと裏を取ろうとする久保。そして、まるでファウルを誘うためであるかのように相手のペナルティーエリア内でドリブルを仕掛け、そしてエリアを一歩出たところで久保が倒されてFKを獲得した。

こうした駆け引きもうまいのが、この17歳のすごいところ。そして、そのFKを一撃で決めてしまうあたり、まさに「持っている男」なのだろう。

久保以外にも、MF(いわゆるボランチ)として起用されたFC東京の岡崎新(20歳)は非常に丁寧で落ち着いた、そつのないプレーを披露。鳥栖の17歳の松岡大起も落ち着いたボールさばきを見せていた。若い選手たちが躍動したあたりも、YBCルヴァンカップという大会の趣旨にも沿った試合だった。

さて、この試合のもう一つの興味は、「ラグビーの聖地」秩父宮ラグビー場でサッカーの試合が行われたことだ。このスタジアムがサッカーの試合に使われたのは、1964年の東京オリンピックと、その前年にオリンピックのプレ大会として開催された東京国際スポーツ大会の時だけ。つまり、ここでサッカーが行われるのはなんと55年ぶりということになるのだ。

55年前の東京オリンピックでは、僕もサッカーの試合(ハンガリー対モロッコ)を観戦した。それが、僕がサッカーを好きになるそもそものきっかけだったのだが、その試合は国立競技場で行われたもので、秩父宮ラグビー場での試合は僕は見ていない。つまり、僕にとって、このスタジアムでサッカーを見るのは初めての経験なのだ。

もっとも、僕にとってもこのスタジアムは縁のない存在ではない。小学生の時、ラグビー協会がここで開いていた「秩父宮ラグビースクール」という催しに参加しており、毎週日曜日には秩父宮の芝生の上でボールを追っていたし、最近でも年に1、2回はラグビーの観戦に訪れている。

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