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サッカー フットサル コラム 2018年10月24日

現実味を帯びるベニテス解任。しかしピュエルのケースは・・・

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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さて、解任が最も現実味を帯びているのは、ニューカッスルのベニテス監督だろう。同格との対戦でも守備的な姿勢を崩さないため、サポーターの反感を買いつつある。この夏、オーナーを務めるマイク・シュリー氏がチームの窮状よりもみずからの懐事情を優先したとはいえ、2分7敗では言い訳できない。週末のサウサンプトン戦(アウェー)でも自陣に籠城しつづけた場合、ベニテスがその職を失う恐れは十分にある。

したがってサウサンプトン対ニューカッスル戦は、解任レースを占う意味で注目の一戦だ。負けた方がクビになるのか、あるいはレースの本命に躍り出るのか。

ベニテス同様、サウサンプトンのマーク・ヒューズ監督もサポーター間の評判は芳しくない。マンチェスター・シティ、クィーンズパーク・レンジャーズ、ストークと、途中解任が続く近年のキャリアがマイナスイメージとして受け取られている。要するに、「この男に任せておいていいものか」という不安だ。

しかし、レスターのピュエル監督がトップ5に入るとは!? 

ジェームズ・マディソン、デマライ・グレイ、ベン・チルウェルなどの若手を軸に、カウンター主体からポゼッションへ、いまチームを切り替えようとしている。試合内容はスピーディーで、闘争心も申し分ない。好感が持てるチームだ。4勝5敗。得失点ともに15。データも及第点だ。

「性格が内向的すぎはしないか」

ピュエルは上層部に疑問視されているという。この情報を基に、『Sky Sports』は10倍と予想したのだろうが、まるで言いがかりだ。性格はひとそれぞれで、すべての人間がオープンなわけではない。まして内向的かオープンかは、面接した時点で分かっていたはずだ。サウサンプトンを率いていた当時も、「ピュエルは性格が暗い」とサポーターに支持されなかった。それでも監督に据えたのだから、すべての責任はタイ人オーナー、ヴィチャイ・スリバッダナブラバ氏にある。

クラウディオ・ラニエリ元監督、クレイグ・シェイクスピア前監督ともに、去り際は決して美しくなかった。現職のピュエルも同じ憂き目に遭わなければいいのだが……。

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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