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サッカー フットサル コラム 2018年6月1日

えっマジか!?ベイルがユナイテッドにやって来るって!?

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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ただし、ベイルがユナイテッドに入団した場合、攻撃陣は人材過多となる。すでに退団を決意したアントニー・マルシャルだけでなく、マーカス・ラシュフォードやファン・マタも放出の対象になりかねない。ラシュフォードは生え抜きの有望株だ。できれば手もとで育てたい。マタは暖かい人柄で人気があり、攻撃にアクセントをつける意味でも貴重な存在だ。

新戦力の補強は一種のギャンブルであり、知名度の高い選手が即フィットするとは限らない。ましてユナイテッドは、攻撃をロメル・ルカクとポグバに依存してきた。そこにベイルが加わると、連携には無頓着なタイプが組み込まれると、結局は2017-18シーズンと同じ過ちを繰り返すだけではないだろうか。

ジオゴ・ダロト(FCポルト)との交渉が順調で、早ければ週明けにも契約すると伝えられている。シャフタール・ドネツクのフレッジ、トッテナムのトビー・アルデルバイレルトも、ワールドカップ前には入団発表と、高級紙『タイムズ』が報じていた。補強は順調に進んでいるのかもしれない。

しかし、新戦力と既存戦力が融合しない限り、マンチェスター・シティとの差は広がるばかりだ。トッテナムとリヴァプールも、チームの完成度ではユナイテッドの上を行く。3シーズン目を迎えるジョゼ・モウリーニョ体制は、三度目のリ・スタート。なかなか、うまくいかない……。

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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