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【Cycle*2024 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ:レビュー】3年ぶり出場のポガチャルが2度目の優勝、モニュメント6勝目
サイクルロードレースレポート by 山口 和幸ポガチャルが後続の様子をうかがう
レースは最後から数えて3つ目の丘陵地、残り34km地点の名だたるラ・ルドゥットの丘で決定的な動きがあった。先頭付近に位置していたポガチャルが満を持してアタック。EFエデュケーション・イージーポストのリチャル・カラパス(エクアドル)が続いたが、最終的に振り切られた。ラ・ルドゥットの頂上をポガチャルが後続に8秒先行して通過。その下りでさらにアドバンテージを広げ、ラ・ルドゥットを過ぎてから4kmほどでその差を50秒にした。
独走のポガチャルを追って数選手が飛び出し、最後の丘陵ラ・ロッシュ=オー=フォーコンでバルデがアタックする。バルデは2018年のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで3位になった実績があり、その時以来の表彰台に立つためのアタックだった。
「ラ・ルドゥットでポガチャルの優勝は決定的になった。2位の戦いに勝つためにはどこかでできるだけ多くのライバルを排除する必要があった。2018年の時のことを考えていた。ラ・ロッシュ=オー=フォーコンは私の大好きな上りなので鳥肌が立った」とバルデ。
ポガチャル、またしても独走勝利
「チームは上りで懸命に走り、下りでは安全を担保して走り、ラ・ルドゥットではまさに言ったことを実行した。そこからは最後まで苦しんだ」と言うポガチャルだが、ゴールまで十分なタイム差を維持して優勝。ゴールでは両手を天に突き上げて、3年ぶりのタイトル獲得を報告した。
「今日はウルシュカの母親のために走ったが、この美しいレースで再び勝つことができて本当にうれしい。私のために働いてくれたチーム全員に感謝したい。素晴らしいチームワークだったし、彼らなしでは勝利を成し遂げることはできなかった。感動でいっぱいだ」とポガチャル。
「このような長いレースを無事に終えて家に帰るのは本当に特別。国内チャンピオンのジャージを着て、こうしてゴールまでたどり着くのは美しい」と締めくくった。
ポガチャルとバルデを逃した集団はファンデルプールがスプリントで3位になり、「3位でもうれしい。今回のクラシックシーズンはすでに十分以上の成功を収めたと思う。今日ここで表彰台に上ることができて本当によかった。誰もがそれぞれのレースを持っていて、私は自分のレースでやるべきことをやった」と語った。
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