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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ:レビュー】過酷な気象条件のなかカタジナ・ニエウィアドマが涙の初優勝、約5年ぶりの勝利
サイクルロードレースレポート by 山口 和幸J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTubeチャンネル
【ハイライト】フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ|Cycle*2024
「フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌのスケジュール変更にとても満足している。私としては、以前のものよりもはるかにいい」とイタリアチャンピオンのロンゴボルギーニ。
「以前のスケジュールでは、私たち選手は午前5時起床と恵まれていたけど、チームスタッフはレースに備えるために前日の夜遅くまで働いていて、当日は非常に早く起きなければならなかった。この新しいスケジュールは私たちのパフォーマンスにとっていいものに変わった」
こうしてフレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌはさらに世界中の自転車ファンが注目するレースとなり、7月のツール・ド・フランスと肩を並べる189カ国に国際配信され、ソーシャルメディアチャネルと公式サイトの両方でレースをフォローできるまでになった。
今回のレースに日本選手は出場しなかったが、20年前の2004年のことを忘れてはならない。エリート男子とは別ルートで女子ロードレースのワールドカップ第5戦として女子レースが行われた。ゴールはどちらもユイの壁(ミュール・ド・ユイ)だった。オランダのファームフリッツの一員として出場した沖美穂が、レース序盤から積極的に前に飛び出し、ドイツ選手と50km以上の大逃げを決めた。最後は吸収されて42位。チームエースも優勝できなかったが、熱心なファンは沖の果敢な走りを優勝以上に賞賛していたという歴史がある。
過去26回大会のうち、実に13回がオランダ選手の手にわたってきた。2015年から2021年までアンナ・ファンデルブルッヘンが驚異の7連覇を果たし、2023年はフォレリングがユイの壁の上り始めからフィニッシュまで先頭で駆け上がった。今季は未勝利のフォレリングだが、優勝の大本命だった。世界チャンピオンのロッテ・コペッキー(ベルギー)がアシスト役に回った。
139選手が14時02分にユイの中心地にあるグランプラスからスタート。男子レースがユイの壁を4周回する時間帯は、ユイ郊外を走った。気温は5℃まで下がり、雨が雪に変わっていた。優勝を狙うチームエースたちが過酷な気象条件にたまらず脱落していく。
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