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【Cycle*2023 イル・ロンバルディア:レビュー】タデイ・ポガチャルが史上3人目“落ち葉のクラシック”3連覇! キャリア最終レースのティボー・ピノは笑顔でプロトンに別れ
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介落車してダメージを負ったエヴェネプールを守るチームメートたち
「膝と臀部、背中がすごく痛かった。走っているうちに傷口も開いてしまって、落車の影響がもろに走りに影響した。残念だけどこれが現実だよ」(エヴェネプール)
ヒーリーをキャッチして、前線に残ったのは11人。マイケル・ウッズ(イスラエル・プレミアテック)のアタックをきっかけに、精鋭グループが一瞬分断。ポガチャルとログリッチはその後ろに残って、様子を見合っている。マークが緩んだタイミングでポガチャルがブリッジを試みて前へ戻ると、ログリッチもテンポで追って合流。そして、パッソ・ディ・ガンダの頂上が見えてきたところでポガチャルが満を持して飛び出した。
すぐにアレクサンドル・ウラソフ(ボーラ・ハンスグローエ)が対応し、少しおいてログリッチやアンドレア・バジオーリ(スーダル・クイックステップ)らが追いつく。6人のパックで頂上を通過したが、下りが始まったところでまたもポガチャルが動いた。
「下りが始まった時にみんなが様子を見合っていて、前に出ていた僕との差が少し空いたんだ。だったら行ってしまおうと。2年前も同じ下りを走ったけど、そのときより巧くなっている自信はあったし、実際にその通りだった。あの区間が決め手になったね」(ポガチャル)
ライバルとの差は15秒、20秒……と広がっていく。リードを稼ぐポガチャルの援軍は、やはりアダム。上りでの遅れを下っている間に取り戻して、ライバルたちの追撃の芽を摘み取る役目にシフトした。抑えが奏功して、ダウンヒル区間を終える頃にはタイム差32秒。続く平坦区間でポガチャルに両脚が攣るアクシデントが発生したものの、素早く補給を摂って回復。最後の丘であるコッレ・アペルトを上る頃には1分のリードを得ていて、大観衆が左右を埋め尽くす上りはウイニングライドならぬ“ウイニング・クライミング”になった。
「すべての上りを終えて、最後の2kmはとても楽しい時間だった。3連覇を達成したけど、今日は特に夢のようなシナリオで、脚が痛かったけどそれ以上に喜びが勝った。われながらやり遂げたことが誇らしいよ」(ポガチャル)
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