人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2023年8月29日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 レースレポート:第3ステージ】レムコ、2連覇へ視界は良好 山頂スプリントでヴィンゲゴーら振り切り今大会初勝利とマイヨ・ロホをゲット

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
  • Line
レムコ・エヴェネプール

レムコ・エヴェネプール

大会3日目にして早くも本命たちが動き出した。いや、動くほかなかったと言えようか。21日間で6回やってくる難関山頂フィニッシュの1つ目が第3ステージに設けられたのだ。それも、アンドラ入国のピレネーステージである。足を踏み入れた以上は、大会何日目であろうと勝負する以外の選択肢はない……というのが実情か。

ブエルタでは初のフィニッシュ地となったアンドラ公国領内のアリンサルを目指した第3ステージ。1級山岳の頂上に敷かれたフィニッシュラインに向かって、本命たちによる上りスプリント。10人以上がなだれ込んだ激戦は、レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)がライバルに1秒差をつけて先着。大会2連覇に向けて、状況が整いつつあることを示した。

「1級山岳を2つ上った後に、これほど良いパンチが出せるなんて自分でも驚いているよ。今日の走りには満足だ。チームは終始レースをコントロールしていて、僕の負担を和らげてくれた。互いに信頼し合って役目を果たした末の勝利だから、とてもうれしいね」(レムコ・エヴェネプール)

大雨に左右された2日間を乗り越え、第3ステージは好天下でのレースが実現した。ただ、今大会1つ目の難関山頂フィニッシュである。標高2000mにまで達しようかという2つの1級山岳が、選手たちの脚を試すこととなった。行程の後半にはピレネーの小国・アンドラに入国。その2つの山々はいずれも同国領内にそびえる。

レースはリアルスタートからアタックの打ち合いに。なかなか有効打が生まれず出入りが繰り返されたが、スタートから1時間ほど経ったところでエドゥアルド・セプルベダ(ロット・デスティニー)の動きに数人が同調。この一連の流れがメイン集団の容認を得て、やがて11人の先頭グループとなった。

この中には、ダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・ヴィクトリアス)やレナード・ケムナ(ボーラ・ハンスグローエ)といった実績のある選手たちも加わった。集団に対して最大で5分のリードを持って、残り距離を減らしていく。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ