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サイクル ロードレース コラム 2023年8月11日

【Cycle*2023 UCI世界選手権大会 女子エリート 個人タイムトライアル:レビュー】クロエ・ダイガートが4年ぶりのアルカンシエル! 大けが、病気、不安を克服し“スーパークイーン”として歩んでいく

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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クロエ・ダイガート

19番目に出走したクロエ・ダイガート

そのスピードは誰も上回ることができなかった。スタートから時速50kmを超すスピードで飛ばし、前走者を次々とパス。フィニッシュ前750mの石畳の上りも力強くこなすと、そのタイムは文句なしの一番時計。最終走者が走り終えるまで約1時間30分待たされたが、最後までホットシートの真ん中から動く必要はなかった。

UCI自転車世界選手権のロード競技は、8月10日に女子エリートの個人タイムトライアルを実施。クロエ・ダイガート(アメリカ)がトップタイムをマークして、4年ぶりとなる優勝。会期前半にはトラック競技・インディビジュアルパシュートで勝っているので、今大会2枚目のマイヨ・アルカンシエル獲得となった。

「実をいうと今日は走れるかどうかギリギリまで分からない状態でした。昨日がレースだったらスタートしていなかったでしょうね。今朝起きてみたら嗅覚が戻っていて、ローラーで脚を回してみたらフィーリングが良かった。それで出走を決意しました」(クロエ・ダイガート)

というのも、トラックで勝った直後に体調を崩し、数日間寝込んでいたという。このレース後も、追い込んだ反動から咳が止まらず、鼻をすすり、口唇ヘルペスにも煩わされていた。快調な走りで勝ったかと思いきや、本人は「とにかく苦しいレースだった」と振り返る。

全出走者86人中19番目と、早めのスタートを切ったダイガート。スタートしてすぐにペースに乗せると、12.6km地点に置かれた第1計測ポイントを14分27秒で早速暫定トップに。23.1km地点に設けられた第2計測ポイントは27分44秒で、この段階でトップタイムを1分35秒更新。31.8km地点の第3計測ポイントでは39分43秒で、2分18秒上回った。こうなると焦点はフィニッシュタイム。スターリング城へ向かう石畳の上りを駆けてフィニッシュラインを越えると、時計は46分59秒80でストップ。36.2kmの行程を平均時速46.229kmで走破した。

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