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【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第20ステージ】失意から這い上がったタデイ・ポガチャル、ステージ優勝で復調アピール「これならもう1週間走れそうだ!」 ヨナス・ヴィンゲゴーは2大会連続マイヨ・ジョーヌを決定的に!
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介残り5kmを切ってイェーツ兄弟が先頭3人に追いつくと、そのままアダムが牽引役を引き受ける。UAEチームエミレーツとしては、ステージ優勝をに向けた大勝負だ。
残り1kmを切り、連続コーナーを抜けると残りは200m。先に仕掛けたのはヴィンゲゴーだった。でも、「ステージを獲ること」への執念は明らかにポガチャルの方が勝っていた。ヴィンゲゴーをかわし、最後まで追い続けたガルらを振り切ると、一番にフィニッシュラインを通過。咆哮とともに全身で喜びを表した。
「アダムが追いついてきてくれて、スプリントに向けた緊張感が和らいだね。勝つイメージがしっかりできた。レースを組み立ててくれたチームメートにも“ありがとう”と伝えたい。早くみんなで喜びたいよ」(ポガチャル)
このステージの勝利にあたっては、UAEチームエミレーツでパフォーマンスコーチを務めるイニーゴ・サンミランが早くから太鼓判を押していた。ポガチャルの回復能力の高さを挙げ、苦しんだ第16・第17ステージのダメージは、その後の2ステージをイージーに走ることでクリアされると。第17ステージを終えた時点ではポガチャルが「誰でも良い」としていたステージ優勝狙いだったが、やはり勝負するのはこの男だった。
ポガチャルはレース後の記者会見で、マイヨ・ジョーヌ争いに敗れた理由として「手首骨折後のトレーニングが不足したこと」を認めた。その点はサンミランの見解も同様で、「5月に行うべきトレーニングが完全に欠けていた」ことを敗因に挙げる。同時に、「それでもステージ優勝し、個人総合2位に入る走りは驚異的である」とも。
マイヨ・ジョーヌ奪還はならずとも、今大会はステージ2勝。たびたびヴィンゲゴーを苦しめたその走りは、強き者の姿として誰もが認める。彼の放ったひと言に、負けたまま終わるつもりはないことをうかがい知れる。
「確かにキャリアで最悪の2日間がツールでやってきてしまった。でも、僕をクラックさせたのはユンボ・ヴィスマじゃないよ。あくまでも僕自身だ」(ポガチャル)
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