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【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第20ステージ】失意から這い上がったタデイ・ポガチャル、ステージ優勝で復調アピール「これならもう1週間走れそうだ!」 ヨナス・ヴィンゲゴーは2大会連続マイヨ・ジョーヌを決定的に!
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介無料動画
【ハイライト】ツール・ド・フランス 第20ステージ|Cycle*2023
そんな「アルザス風メニュー」を味わうべくスタートした選手たち。ヴィクトル・カンペナールツ(ロット・デスティニー)のファーストアタックにチームメートのヤスペル・デブイストが続いて、序盤をリード。しかし、この日最初の登坂区間である2級山岳バロン・ダルザスでデブイストが遅れると、頂上まで4.4kmのところでカンペナールツも集団に引き戻されてしまう。ジュリオ・チッコーネの山岳賞確定を狙うリドル・トレックが、他チームの選手たちだけでの逃げを許さない構えだ。
アシスト陣の働きに応えようと、チッコーネは次々訪れる山頂をトップで通過していく。2つ目の上り、2級山岳クロワ・デ・モワナに入る頃には先頭グループが形成されて、マティアス・スケルモースとともに乗り込む。クロワ・デ・モワナ、グロス・ピエールとトップを獲り、この日4つ目の3級山岳シュルトでついに山岳賞を確定。ウイニングセレブレーションさながらのアクションで、マイヨ・アポワをみずから祝った。
「マイヨ・アポワがチームにとって今大会最大のミッションになった。そのためにみんなが一丸になったんだ。僕たちはクレイジーなことを達成したよね。マッズ・ピーダスンやマティアス・スケルモースが僕を助けてくれるんだ。こんなすごいことは普通じゃなかなか考えられないよ」(ジュリオ・チッコーネ)
その頃、メイン集団では次なる展開に備えUAEチームエミレーツやユンボ・ヴィスマが着々と状況を整えていた。両チームが代わる代わる集団牽引を担っていたことで、先頭グループとの差は1分程度で推移していた。それぞれの目的は、前者が「ステージ優勝」で、巧者は「マイヨ・ジョーヌのキープ」。利害の一致は見ないが、残り距離を急ぐという点においては共通である。
1級山岳プチ・バロンで先頭グループは5人。その中から、最後のツールを戦うティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ)が動いた。迫るキャリアの終わりに、フランスのファンやメディアは自国の至宝に勝ってほしいと感情を移入させる毎日。何とかそれに応えようと、今大会最後の山岳ステージで勝負に打って出た。
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