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サイクル ロードレース コラム 2023年7月17日

【ツール・ド・フランス2023 第15ステージ結果速報】かつての最強アシスト、ワウト・プールスがグランツール区間初優勝!「ツールのステージ優勝するのが夢だった」

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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第16ステージコースマップ

第16ステージコースマップ

7月18日(火)第16ステージ
パシー > コンブルー
22.4 km(個人タイムトライアル)

2回目の休息日を終え、シャンゼリゼ到着まであと6日。アルプスを舞台に、2023年ツール唯一の個人タイムトライアルが行われる。短いものの、厳しい上りが、大きなタイム差を生むかもしれない。これまでのヒエラルキーが根底から覆され、マイヨ・ジョーヌの持ち主が変わる可能性だって秘めている。

ストップウォッチとの戦いが、チーム・個人をあわせて1日しか組み込まれないのは、1934年に初めてTTステージが導入されて以降わずか7回目でしかない。うち4回が2014年以降だから、ツールは全体的にTT縮小傾向にあるのかもしれない。しかもTT総距離22.4kmは、正真正銘、大会史上最短。

公式地形図に惑わされてはならない。これは極めて起伏の厳しい山岳タイムトライアルである。大会初登場のパシーから同じく初登場コンブルーへと向かう道中で、平坦かつ直線でスピードに乗れるのは、スタート直後の2km程度と、中盤の5km程度だけ。山間の町に引かれたコースの上は、いたるところにうねりと起伏が待ち構えている。序盤3km前後からは、等級こそついてはいないものの、険しい上りが約2kmも続く。

このカスカド・ド・クール坂を終えた直後の7.1km(残り15.3km)地点に、第1計測地点が設けられた。続けて16.1km(6.3km地点)で、第2の計測が行われる。そして、ここから、本日のメインイベント、2級ドマンシー坂へと挑みかかる。

2016年大会第18ステージ個人TTでクリストファー・フルームの優勝を演出し……1980年世界選手権ではベルナール・イノーが虹へ向かってアタックを打った、そんな伝統と威厳あるドマンシー坂は全長2.5km・平均勾配9.4%。坂道の半ばで、勾配はいきなり15%超に跳ね上がり、その後も延々10%台が続く。しかも18.9km地点=残り3.5km=第3中間計測で山頂にたどりついても、山道自体は終わらない。フィニッシュ手前の2kmは、6%弱の上りだ。

開催委員会の計算によれば、36分程度の全力疾走。ちなみに7年前の区間覇者フルームと区間2位のトム・デュムランは、TTバイクでドマンシーを上った。区間3位ファビオ・アルを含めてノーマルバイク派のほうが多かった。ホアキン・ロドリゲスのように、ドマンシーの前でバイク交換した選手も存在した。

高低差図

高低差図

ステージ詳細テキスト:宮本あさか

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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