人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第9ステージ】35年ぶりツールが登坂のピュイ・ド・ドームはマイケル・ウッズが征服! マイヨ・ジョーヌ争いはヴィンゲゴーとポガチャルが17秒差で第1週を終了
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介しかし、長く独走をしてきたヨルゲンソンと、この上りにフォーカスしていたウッズとでは、勢いの違いは歴然。ツールカラーにペイントされた登山鉄道パラノミック・デ・ドームに見守られながら残り500mでついに追いつくと、50mほど息を整えたのちスパート一撃。勾配12%を数えるフィニッシュ前の急坂もものともせず、ウッズがピュイ・ド・ドームを征服した。
ツール区間初優勝マイケル・ウッズ
「最後の1時間はクレイジーなレースだったよ! 勝つのは難しいと思っていたから高望みはしていなかった。ただ、最後の4kmはフルスロットルで駆け上がると決めていたんだ。頂上までの山岳TTの気分でね。そうしたら勝ってしまったよ」(ウッズ)
今回がキャリア4回目のツール出場。初めてのステージ優勝は、超級山岳を制してのものとなった。思えば、2018年のブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージで勝った時も、急峻な山で粘り抜いてフィニッシュを目前にトップに立ったのだった。みずからも「あのときと似ているね」と振り返った会心の勝利だ。
「苦しかったけど夢をかなえられて本当に幸せだ。この日を迎えられたのも、妻や子供たち、周りの人たちのおかげだよ。何人にありがとうと伝えないといけないだろうね(笑)」(ウッズ)
さて、まったくもって「別のレース」になったマイヨ・ジョーヌ争い。ヨルゲンソンが独走していたタイミングでは、この日最大の16分差にまで広がっていた。
とはいえ、先頭を走る選手とのタイム差は関係ない。この日重要なのは、総合系ライダー間でのタイム差がどうなるかである。
メイン集団はおおむねユンボ・ヴィスマがコントロールを担い、ピュイ・ド・ドームに入ってからはウィルコ・ケルデルマンやワウト・ファンアールトが牽引役を務めた。任務を山岳最終アシストのセップ・クスに引き渡すと、一瞬にして集団は崩壊。そのペースについていけたのは、個人総合上位陣だけだった。
クスの牽引が終わるといささか牽制気味になるシーンもあったが、フィニッシュ前1.5kmでポガチャルが動いた。当然ヴィンゲゴーが反応するが、ピュイ・ド・ドームの急坂はポガチャルが勝った。数秒後ろにヴィンゲゴーをしたがえた状態で最後の1kmを迎えたが、フィニッシュまで600mのところでポガチャルがもう一度踏み込むと、ヴィンゲゴーとの差が広がった。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
5月8日 午後9:00〜
-
5月9日 午後9:00〜
-
5月11日 午後7:20〜
-
5月10日 午後7:50〜
-
5月12日 午後9:00〜
-
5月7日 午後9:00〜
-
Cycle*2024 ジロ・デ・イタリア 休息日TV 第1ステージ~第9ステージ
5月13日 午後9:00〜
-
5月6日 午後9:00〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!