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サイクル ロードレース コラム 2023年7月10日

【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第9ステージ】35年ぶりツールが登坂のピュイ・ド・ドームはマイケル・ウッズが征服! マイヨ・ジョーヌ争いはヴィンゲゴーとポガチャルが17秒差で第1週を終了

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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【ハイライト】ツール・ド・フランス 第9ステージ|Cycle*2023

先頭グループは着実にリードを広げ、残り110kmで10分差に。それからもタイムギャップは広がる一方で、彼らからステージ優勝者が出るのは決定的になった。

そうなると駆け引きが一層本格化する。残り62kmでのギヨーム・ボワヴァン(イスラエル・プレミアテック)のアタックをきっかけに、打ち合いが始まった。一時はウッズら4人が先行する局面もあったが、これは決まらず。残り47kmでマッテオ・ヨルゲンソン(モビスター チーム)の仕掛けが決まって独走を始めた。

「リスクが大きいことは分かっていたよ。でも、ウッズやニールソン(パウレス)に勝とうと思ったら、早めにアタックするしかないと思った。何人かで協調することが理想的だったけど、独走なら独走でそのまま行こうと決めていたんだ」(マッテオ・ヨルゲンソン)

ヨルゲンソンを追ってマチュー・ビュルゴドー(トタルエナジーズ)、マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)、ダビ・デラクルス(アスタナ・カザクスタン チーム)、ニールソン・パウレス(EFエデュケーション・イージーポスト)がパックを組んだが、15秒差まで迫ったのを機に再びタイムギャップは拡大。最後の上りを前に、ヨルゲンソンが1分のリードを確保した。

ついにやってきたピュイ・ド・ドーム。登坂距離13.3km、平均勾配7.7%、最後の約4kmは12%前後の急勾配。標高1415mの頂上をめがけて上っていく。

単独先頭を行くヨルゲンソンをモホリッチがひとりで追い始めるが、その差はなかなか縮まらない。ヨルゲンソンがそのまま逃げ切るかと思われたが、第2追走グループでも変化が起きており、息をひそめていたウッズが猛然と追い上げていた。前を行く選手をひとり、またひとりとパスすると、残り1.5kmで2番手に。少しずつ、ヨルゲンソンの背中が大きくなっていった。

「ヨルゲンソンが前に出てからは、ステージ優勝のことは考えないようにしていたんだ。とにかく我慢、我慢だった。正直、彼には追いつけないだろうと思っていたから、最後までベストだけは尽くそうとね」(ウッズ)

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