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【ツール・ド・フランス2023 第1ステージ結果速報】イェーツ兄弟がラスト8.8kmの逃避行、初日マイヨ・ジョーヌはグランツール初区間優勝の弟アダム
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部第2ステージコースマップ
7月2日(日)第2ステージ
ビトリア・ガスティス(スペイン) > サン・セバスティアン(スペイン)
208.9 km(丘陵)
1年前はブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージのスタート地として、プリモシュ・ログリッチの区間勝利の起点となった。そんなバスク自治州の州都ビトリア・ガスティスが、実に46年ぶりに、ツール・ド・フランスのプロトンを迎え入れる。向かう先は1992年大会開幕の地サン・セバスティアン。例年ツール閉幕のちょうど1週間後に開催されるワンデークラシックで、自転車界ではすっかりおなじみの土地だ。
大会史上最短の最長ステージ。そもそも個人タイムトライアルを除くラインステージの平均距離はたったの169km。10年前の平均184kmと比べると、2023年大会はかなり短めに設定されている。200kmを超えるステージも、今区間を含めてわずか2回しか用意されていない。
つまりこの夏としては珍しく長い戦いの、序盤40kmは、平坦な高台の道を進む。中間スプリントも設置されているから、今後に備えて、「ピュア」スプリンターたちはポイント収集に励んでおくべし。なにしろその後、コース残り3分の2には、第1ステージと同じく5つの中級山岳が待ち構えている。ただし前日と比べると、登坂距離も平均勾配も全体的にほんの少し易しい。パンチャーはもちろん、「上れる」スプリンターたちにもおそらく攻略可能。
最大の難関はフィニッシュ手前16.5kmにそびえる2級ハイスキベル(登坂距離8.1km、平均勾配5.3%)。ご存知、ドノスティア・サン・セバスティアンの伝統的な上り坂であるけれど、今ステージでは普段の逆側から攻める。つまり登坂口が最もきつい反対側と異なり、今ステージは上れば上るほど厳しさを増していく。山頂までの3kmは、平均勾配は7.5%を超える!
あとは「ビスケー湾の真珠」と呼ばれる美しき町の、海沿いのフィニッシュラインまでまっしぐら。サン・セバスティアンでの覇者には巨大なベレー帽がよく似合うけれど、この日だけは、黄色いシャツが最高位の正装なのだ。
高低差図
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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