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サイクル ロードレース コラム 2023年5月21日

【ジロ・デ・イタリア2023 レースレポート:第14ステージ】総合争いが新たな局面へ!アルミライルがフランス人選手として1999年以来のマリア・ローザ獲得。ステージはニコ・デンツが2勝目を飾る

サイクルロードレースレポート by 山口 和幸
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【ハイライト】ジロ・デ・イタリア 第14ステージ|Cycle*2023

これに対するメイン集団は29選手の逃げを容認した。18分37秒遅れの総合23位に位置するアルミライルが最上位で、ある程度のタイム差は問題ないと判断したからだ。アルミライルはピノのアシスト役で、バイスに山岳賞の高得点を奪われないように動くことも任務だった。結局はアルミライルはシンプロン峠を2位通過したが、アルミライルが逃げ集団に加わったことがゴール時に思わぬ局面を生むことになる。

メイン集団の動きのなさを知った先行29選手は冷たい雨が降り続けるダウンヒルでも積極的に展開する。ステージ優勝を目指しての過酷なサバイバルレースに発展した。

EFエデュケーション・イージーポストのアルベルト・ベッティオル(イタリア)がステージ勝利を目指して仕掛けた。それがつぶされるとアンテルマルシェ・サーカス・ワンティのローレンス・レックス(ベルギー)が単独アタック。アルペシン・ドゥクーニンクのステファノ・オルダーニ(イタリア)、スーダル・クイックステップのダヴィデ・バッレリーニ(イタリア)、トレック・セガフレードのトムス・スクインシュ(ラトビア)がジョインして、先頭は4人となる。残された選手たちは追いかけたいが、冷たい雨と意志の不統一でなかなか足並みが揃わず。

ゴールのカッサーノ・マニャーゴは、18世紀のヴィラオリバやヴィラブッタファヴァ、百屋根の城、ローマ時代後期にまでさかのぼり、町のシンボルであるサンマウリツィオの塔などの貴族の邸宅で知られる街だ。市街地に突入したのはオルダーニ、バッレリーニ、スクインシュの3人。残り1kmで背後からようやく追走グループがやってきた。

ステージ勝利を懸けた戦いは、追走した選手らの中で積極的に先頭を走り、好調さを見せつけたデンツだった。2日前の第12ステージでも、トレック・セガフレードのトムス・スクインシュ(ラトビア)とイスラエル・プレミアテックのセバスチャン・バーウィック(オーストラリア)を制してグランツール初優勝したデンツが消耗戦を再び制したのだ。

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