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【ジロ・デ・イタリア2023 レースレポート:第11ステージ】勤勉なドイツ人スプリンター、パスカル・アッカーマンが4年ぶりのステージ優勝 ゲイガンハート落車リタイアでマリア・ローザ戦線にも変化
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介終盤に入ると、下り基調のレイアウトが関係して一気にスピードアップ。逃げのリードが数十秒まで減ると、レックスがストイニッチを引き離して独走へ。逃げ切りのわずかな可能性に賭ける。しかし、複数のチームが代わる代わる牽引を行うメイン集団の勢いには勝てず、残り5kmで長かった逃げは終わりを迎えた。
「誰もが困難な気象条件に苦しめられている中、僕は何の不安もなく走れている。クラシック向きのフィジカルが関係しているんじゃないかな。脚の状態も良いし、今日の逃げは自信になった。Twitter投票では僕を敢闘賞に選んでほしいね。目標であるステージ優勝へ、モチベーションが大いに高まるはずだよ」(ローレンス・レックス)
ステージ優勝はスプリントにゆだねられた。チーム単位での主導権争いは、残り1kmでトレック・セガフレードが前を奪って最終局面へ。残り900mでライアン・ギボンズ(UAEチームエミレーツ)が先頭へ上がるが、残り500mの最終コーナーで膨らんだ隙に再びトレック・セガフレードが前へ。
写真判定にもちこまれたフィニッシュの瞬間
この流れからピーダスンが早めに仕掛けたが、番手につけたカヴェンディッシュがフィニッシュ前150mで先頭に躍り出る。その両サイドからはアッカーマンとミランが猛然と加速。残り50mでカヴェンディッシュをパスすると、ほぼ同時にフィニッシュラインに到達した。
写真判定に持ち込まれた両者の争いは、フィニッシュ直後から勝利を確信していたアッカーマンに軍配。ジロでは4年ぶり、キャリア通算39個目の勝利だ。今大会はジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)で個人総合を狙うチーム事情もあり、アシストとしての仕事もこなしながらスプリントチャンスをうかがってきた。この勝利で、総合とスプリントを両立するチームスタンスが奏功していることを証明してみせた。
「グランツールは総合系ライダーがメインだから、僕のようなスプリンターへのサポートが限定されることは理解しているよ。でも今日はみんなが僕のために走ってくれたんだ。特にライアン(ギボンズ)のリードアウトは完璧だったね。きっと次のスプリントステージも今日のようにみんなが助けてくれると思う」(アッカーマン)
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